明日も１２ ページ13
顔をゆっくり離すと、キョトンとした顔が見えて、あぁもう、小さい時から何も変わってないんだからなんて考える
柔らかな頬に添えた手もゆっくり離しながら目を合わせる
ふわっと香るのはAちゃんの匂い、
離れていく体温が名残惜しい
ねぇ、Aちゃん
君が好きだ、大好きだ
小さい時から、ずっと
かっちゃんが君の事を好きなのように、
僕も君の事が大好きだ
いつだって君の手離したくないし、
やっぱり君のためにヒーローになりたいと思うし、
君を守るのは僕でありたいと思う。
絶対に泣かせないし、ずっと傍にいて、気の済むまで優しい言葉を掛けてあげるのに、
抱きしめて、唇にキスを落として、一生守ると誓うのに。
でも、隣にいるべきは僕じゃない
君を幸せにできるのは僕じゃない
これで終わりにするから、
「僕も、だいすき」
じんわり滲む涙が零れないようにいひっ、と笑い返す
鼻の奥が熱くて、今にも涙が溢れてしまいそうだった
これ以上ここにいたら、本当に泣いてしまいそうで、急いで走って部屋に戻る
風を切る、縫うように、ただ走る。
夏とは言え、秋の近い夜の風は冷たい
ねぇ、かっちゃん、君がAちゃんを不幸にするような事があったら、僕が奪っちゃうからね
終わりになんて、できないな、なんて自分の意思の弱さに笑いながら走る。
だいすきだよ、今までもこれからも
ぽろっと零れた涙を誤魔化すように上を向いた
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シトロン - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらっています！読むたびに胸きゅんする作品でとても素敵です！これからも頑張ってください！応援しています！ (2018年12月15日 14時) (
レス) id: 22bac4a663 (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - ひなさん» 本当ですか！？さっき直したと思ったんですが、まだ７に行くようになっちゃってますか？！ (2018年2月10日 15時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ごめんなさい間違えました！ (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - この小説の続きへを押すと7にいってしまうようになってますよー (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - 妃薫。さん» コメントありがとうございます！かっちゃんの幼児化1度やったのですが、短かったのでじっくりやるのもいいですね！´`*続編に進みましたので、そちらでもよろしくお願い致します！ (2018年2月10日 13時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：akamaru
| 作成日時：2017年12月7日 16時
