第38話 ページ39
太輔said
俺 「別れよっか…里奈」
里奈「嫌だ…絶対別れない。」
さっきからずっとこの調子…
.
里奈と再開し、ヨリを戻して1ヶ月がすぎた頃…俺は別れ話をしに里奈の家を訪れた。
里奈「いらっしゃい!入って!」
太輔「うん…お邪魔します。」
里奈はいつも通りの明るい笑顔を見せてくれた。
でも、ごめん…。俺これから里奈を傷つける…
.
里奈「どーぞ…」
ソファーに座っている俺にコーヒーを持ってきてくれた。
俺 「ありがと…」
俺のただならぬ雰囲気に気づいているのか、心配そうにこっちを見ている。
俺 「…あのさ、今日来たのには理由があって…」
里奈「…うん」
俺 「…別れよっか。俺達…」
里奈の目を見てちゃんと伝えた…これが俺の出した答えだから、、
里奈「嫌…そんなの絶対嫌…」
俺 「…里奈」
里奈「どうして…。どうして私じゃだめなの?」
俺 「…ごめん。」
それしか言えなかった…
里奈「正直気づいてた…。太輔が私じゃなく、他の人を思ってること…。でもどうしても繋ぎ止めたくて…気づかないふりしてた、、」
やっぱり気づいてたんだ…俺の気持ち。
里奈「…なんで私じゃいけないの?」
俺 「ごめん。でもどうしてもその子じゃなきゃダメなんだ。許されない恋だって分かってても…」
里奈「…許されない恋?」
俺 「実はその子は…結婚してる。」
里奈「…何言ってるの?そんなの私と別れたってどうこうなることじゃないでしょ、、太輔が傷つくだけだよ!!」
俺 「分かってる…でも!」
全て失っても…Aちゃんが隣にいればそれでいいって思ってる…
里奈「私は、別れないよ…太輔が好きだから。太輔の好きな相手が人妻なら尚更…」
太輔「…」
里奈「私、もっと頑張るから!太輔に好きになってもらえるように…。」
俺、知ってるんだ…
里奈が俺のために頑張ってくれてる事…
苦手な料理も、ファッションも俺好みにしようとしてくれてることを…
俺 「里奈は十分俺のために頑張ってくれたよ。ありがとう。だからもう大丈夫…」
里奈「大丈夫じゃない!頑張ったって太輔に好きになってもらわなきゃ意味ないの!だからもっともっと頑張るから…私のそばにいて…」
…結局里奈と別れることは出来なかった。
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お母さん? - ではなくてお義母さんでは?意味ちがいますので気を付けましょう (11月18日 5時) (レス) @page16 id: 0a0105a918 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶アイス - ラブホでそんな行為こわいです でも好きな人がいて言われても手を引っ張られても行かないかな!?もし行為が有ったとしてもやらない。痛い、妊娠したらヤバイから。 (2022年2月19日 15時) (携帯から) (レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のん | 作成日時:2018年5月26日 22時