人妻な私の恋。

第20話 ページ20

Asaid






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バタンッ((






家の鍵を開け、
ドアを乱雑に閉めてリビングへ向かった。







もう、何も考えたくない私は、おもむろにまな板と包丁を取り出し無心で野菜を切る。









この切った野菜たちを使う予定はない…
でも、何かしてないとさっきの事思い出しちゃうから、、







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人参と玉ねぎと…じゃがいも…まな板の上に切った野菜たちがならんでる







これ、、カレーの材料じゃん…
私が切ったのは偶然にもこの3種類だった







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私 「…。。。」







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思い出しちゃった…さっきの事




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今頃一緒にカレー作ってるのかな…
2人で楽しくお料理…？







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私 「だめ！考えちゃだめ！







…忘れるんだから…彼のこと」






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ドサッ))






野菜をゴミ箱に捨てた…
この野菜みたいに私の気持ちも捨てられないかな？









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私 「うぅ、、。。。」





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考えちゃだめだって…
藤ヶ谷さんの事考えたくないのに…
忘れなきゃなのに…






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どうしても、、、忘れられないの







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この行き場のない気持ちはどこに置けばいいの？





…私、今日泣いてばっかりだ…







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でも、これでよかったのかも…





私は、圭介の奥さん…
既婚者なんだから他の人を好きになっちゃダメ…







なんとかプラスに考えて、、圭介のために晩御飯を作った


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圭介「ただいま〜」








私 「おかえりなさい！ご飯出来てるよ？」








圭介「じゃあ、先に食べる…」








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圭介とのご飯…結構久しぶりかも…







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2人で食べてもテレビ見るだけで会話はほとんどない…でも、1人よりはマシ。






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〜♫〜♫








私の携帯が震えた


…誰だろ？








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着信





− − −藤ヶ谷 太輔









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私 「…えっ、、」






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電話出ようか迷ったけど…
赤いボタンをおして、通話拒否をした。








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なんだろう…





藤ヶ谷さんは私の電話番号知らないはず…




だから多分私との通話履歴からかけてきたと思うんだけど…







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今彼女と一緒じゃないの？


藤ヶ谷さん…これ以上私の心をかき乱さないで？

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