人妻な私の恋。

第1話 ページ1

Asaid









長い長い人生の中での主人公は自分。
それは、皆同じだ。


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それなのに、最近私は脇役になっている。
主人公がシンデレラなら、私はシンデレラを輝かせるためのアクセサリーだ。




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実際の場合、主人公は圭介(私の夫)で、脇役の私は彼の飾りだ。



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毎日毎日同じことの繰り返し…
朝早く起きて洗濯回して、その間に彼の朝ごはんとお弁当を作って、食器洗って洗濯物干してお風呂洗って…


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結婚してからというもの、毎日のルーティーンは彼に合わせてきた



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結婚する前は、もっと素晴らしく幸せなキラキラした家庭を想像していたのに…









現実はそうはいかない




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今日も彼が飲みたいと言っていたビールを隣町まで買いに行き、今は両手にビールいっぱいの袋をぶら下げて家へ帰る途中…









重い、、、









背が小さく、筋力が低すぎる私には重労働だ









主婦にも、給料があればいいのに…
サラリーマンよりも動いている気がする



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"ビリっ"









右手にぶら下げてた方の袋が破けた…(泣)









最悪！！！



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袋が破けたところから次々にビールがコンクリートに着地して行く




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袋の穴が大きすぎて、全てのビールがコンクリートへ…




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うわぁ〜









こんないっぱい…どうしよう……









袋がなければ持ち帰れそうにない









持ち帰るの諦める？
道行く人に配る？←ヤバい奴じゃない？




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どーしよー(泣)

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