対処法９５ ページ4
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安室さんの正義が怖いと思った
ソレは、Aさんを飲み込んで、骨の髄まで焼き付くそうとする様だ
あの時、Aさんを抱き締めて慰めていた時の安室さんの表情は見えなかった
見ていなかったが、知っている
きっと、
＿＿
＿
「‥‥あぁ。概ね予定通りだ。これで捜査もしやすくなるだろう。お前の部下には申し訳ない事をしたと思っているが」
【‥‥自分は、降谷さんが怖いです‥‥】
スマホの向こう側から、少しひきつった感じの風見の声が流れてくる
安室は苦笑した。上司に頼まれて向かわせた部下が上司にボコボコにされて帰ってきたのだ。そりゃ驚くだろう
彼女に怪しまれない為とはいえ、流石に思いっきりやりすぎた。公安の刑事も受け身は取っていたが、即頭部に
【取り敢えず、今回の刑事には報告書を纏めさせました。見ていると、かなり苦労したようですね】
「そうだな。わざと相手に気づかれるような尾行や、実害が出て警察に駆け込まれる事の無いギリギリのラインを見極めたり。普通の調査よりも骨が折れただろう」
【取り敢えず、引き続き調査を続けます‥‥お願いですから、降谷さんも少し休んで下さい】
「ははっ。心配しなくても睡眠はとってる。無茶して倒れるような迷惑はかけないさ‥‥風見。引き続き頼むぞ」
風見が心配しているのはそういう事じゃないと分かっていたが、今は気にしてはいられないことだった。なにがなんでも糸口が必要だった。仕方の無い方法だったのだから
通話の終了したスマホを眺め、それからポケットにしまうと、盗聴防止の電波装置をオフにする
閉店後のポアロはシンとしていて、梓さんももういない。盗聴は、あの小さな探偵に対する予防線だ
ポアロを出て鍵を閉める。そして振り返ると
「‥‥安室さん」
汗を流して息を切らした、件の少年探偵の姿があった
「やぁコナン君。どうしたんだい? 今日は怪盗キッドを見に行くと蘭さんから聞いていたんだけど‥‥行かなくていいの?」
「僕が安室さんにお話があるの、安室さんの方が良く分かってるんじゃない?」
この少年が気付くだろうとは思っていた。普段疑り深い彼は、何故か無条件に彼女を信頼している
だからこそ用心深く、慧眼だった。彼女を守るために鋭い目を僕に向けてきたコナン君ならたどり着くと思った
僕が仕向けた事実に。
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あ - 面白くて一気見した者です、もう更新されないんですね、この感じだと……。残念です (5月4日 12時) (
レス) id: a4dff3124d (このIDを非表示/違反報告)
レモン - めちゃおもろいです！！夢主ちゃんの性格大好きです！更新楽しみにしてますっ！ (12月12日 10時) (レス) @page43 id: 18ff82607c (このIDを非表示/違反報告)
はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (11月14日 20時) (レス) @page43 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - イヤァァァァアオワッタ好きですで (9月18日 15時) (レス) @page43 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
猫目 - すごく好きです (7月15日 14時) (レス) @page43 id: 5daa8eb0a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんず
| 作成日時：2019年12月28日 20時
