め ページ30
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初めて、本格的に反抗したかもしれない。
少し自分自身でも胸がドキドキと緊迫した音を鳴らしている。
フロイドくんはあっけらかんと呆然とした表情をしていた。
変わらないといけない
ジャミルくんと話している最中、自分を自分で見直して分かった。
俺、こいつも居ても何も変わってないんだって。
一生懸命振り向いてもらおうとしても全部無駄。海老から引き離そうとしても無理なんだ。
傷付きたくないとか逃げるみたいだから今まで意地でもお前から離れずネチネチと纏わりついてやると思ってたけど、これは逃げるんじゃない。
寧ろ一緒にいる方が馬鹿だ。無駄な時間過ごしてるだけだし、海老と仲良くしてる姿を近くで見るとか自傷行為と同然だろ。
「都合の良いやつとか一度も思ってないし。サメちゃん、思い込み激し過ぎない？俺、一度もサメちゃんのこと馬鹿にしたりしてない」
『嘘つけ』
「今だってすげー好きだし」
『じゃあどれくらい好きなの』
「たこ焼き位」
『クソが！！たこ焼きと同レベルとか全然違う！！』
やっば。俺こんな奴好きなの？まあ確かに今も馬鹿みたいにたこ焼きと同レベルでもほっとしてる俺が居ますけどね。
目の前のウツボは怒り出す俺に対して、困惑している様子。
面倒な野郎ですみませんね。どれくらい好き？とか面倒な女代表みたいな言葉じゃん。マジでウザイ野郎だ。
「じゃあ、なんて言えばサメちゃんは俺から離れないの？」
『さあね。離れて欲しくなかったら自分の脳みそで考えれば？』
「えー、小エビちゃんはたこ焼きくらい好きって言ったら喜んでくれたのに」
ああそうですか。すみませんね、俺は海老みたいに扱いやすくなくて。
てか、こいつ海老にもたこ焼きの例え使ったわけ？お前の中ではたこ焼きと同レベルどんだけいるんだよ。
『兎に角、バイトは辞めるし昼にも一緒に食べない』
「バイトはもう分かったけどさ、なんで昼一緒に食わねえの？」
『逆に言わないと分かんないの？監督生が嫌がるからじゃん』
そう言うと、彼は本気で分かってない表情で首を傾げた。
うっわ、マジか。俺が彼女でお前がアズールくん連れて来て一緒に食べ始めたら普通に困惑する。監督生もそれは同じに決まってる。
『あのさ、監督生は俺なんかが来たら邪魔だって思うんだよ』
「は？小エビちゃんそんな事言ってたの」
『言うわけないだろ。言わなくても、そういう事思うもんなんだよ』
「はぁ？じゃあ小エビちゃんと食べない」
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きのこ(プロフ) - 天さん» ありがとうございますー！！作者の需要の無い解釈まで読んで下さりありがとうございます！面倒臭いやつですよね笑激しく同意です。 (2021年1月25日 18時) (
レス) id: 4f05699535 (このIDを非表示/違反報告)
天 - 遅くなりましたが、もしもの話読みました。ジャミルもフロイドも好きなので嬉しかったです。バッドエンドの理由がジャミルらしくて、やっぱり面倒臭いやつだなと思いました(笑) (2021年1月25日 16時) (レス) id: 5c82add3f1 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - 緋にゃんさん» リクエストありがとうございます！良いですねd(≧▽≦*)ストーリーが思い浮かんだら、是非投稿したいですー！！ (2021年1月20日 22時) (レス) id: 4f05699535 (このIDを非表示/違反報告)
緋にゃん(プロフ) - もしもジャミルの方に惚れたらとかの番外編？とか読んでみたいです！ (2021年1月20日 22時) (レス) id: 152c3eadfc (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - 天さん» 分かります。やる時はやる、そんな監督生ちゃんが好きですー！夢主くんは自分が恋人という幸せに結構浮かれてますね笑良かったね、と心温まります笑最後のエーデュースは次作の方がエースメインなので匂わせ風に入れてみました！最後までありがとうございます(*´▽`人) (2021年1月20日 19時) (レス) id: 4f05699535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ | 作成日時：2021年1月13日 0時
