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第7話 失望
智洋side
重岡「む、むり！あぁぁぁぁぁ！」
小瀧「しげ！もう、離れ離れなんて嫌や！」
しげと小瀧先生が、風の渦に飲まれて消えてもうた。
俺の本当の家族…
中間「マジか…」
パパは突っ立って動かない。
智洋「パパ…わざとなん？」
中間「は？んなわけ…」
智洋「わざとやろ！！！パパは、しげのことも小瀧先生のことも好きやなかったやん！俺が泊まりに行ったから、しげに毒リンゴを食わそうとしたんやろ！？」
中間「そ、それは…」
智洋「こんなことになるなら、パパを助けなければ良かった！俺、そのまま死んでしまえば良かった。邪悪な女王め！しげと先生を返せ！！！」
ｸﾞｽｯ
泣いてる顔を誰にも見られたくなくて、部屋に篭った。
パパには失望した。
本当のお母さん…せっかく会えたのに。
小瀧先生…白雪姫…記憶を取り戻したのに。
ｺﾝｺﾝ
智洋「むり。」
藤井「いや、俺。」
智洋「…王子？」
藤井「話、せぇへん？俺らって初対面やけど、一応家族やし。」
ｶﾞﾁｬ
俺は王子を招き入れた。
藤井「俺のことは、流星でええよ。」
智洋「うん…」
藤井「…せっかく望に会えたのに、また居なくなってもうたぁー！悲しいわ。寂しいわ。」
大の大人が俺のベッドにダイブして、
俺以上に泣かれたら、こっちが恥ずかしくなってきた。
智洋「…ﾌﾌｯ、カッコ悪っ。」
藤井「かっこ悪いやろ？せやねん。俺、かっこ悪いねん。ところで智洋は、俺のことどこまで知ってんの？」
智洋「え？白雪姫の王子様やん？」
藤井「…影武者がおったのは知っとるか？」
智洋「えぇぇ！？なにそれ！？」
藤井「実は…俺、影武者。これ秘密な。」
智洋「ど、どういうこと！？詳しく聞いてもええ？」
藤井「ええよ。」
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るびぃ(プロフ) - 渡海さん» ありがとうございます！グループらしさを出したくてハルカスを選んでみました！ (2021年10月31日 3時) (
レス) id: a7df9901fc (このIDを非表示/違反報告)
渡海 - 更新お疲れ様です！巨人をあべのハルカスに例えるシゲが、センス抜群でめっちゃ面白かったです。これからも楽しみにしております!! (2021年9月28日 12時) (携帯から) (レス) id: f6711a1d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るびぃ | 作成日時：2021年9月17日 13時
