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第44話 大阪へ
重岡side
久しぶりの大阪。
ここで俺は孤独やった。
でも、今は違う。
智洋「わぁ!たこ焼き!」
重岡「後でな。」
智洋「えー、今食べたい。」
もう一人の自分、エマが産み落とした智洋。
濱田「ちょっと腹ごしらえしてから、探そうか。」
智洋「ホンマ!?濱田さん、行こ行こ!」
俺には不気味に笑うが、智洋には優しく甘やかす濱田。
智洋「熱っ!ん、うまぁ!なぁ、しげってこれ毎日食ってたん?」
重岡「毎日は食えんよ。でも、週1で食ってたかもな。」
智洋「わぁ、羨ましい!」
川沿いの公園のベンチに並んで座る。
よぉ、たこ焼き食ってたなぁ。
仕事終わりに先輩がよく奢ってくれた。
あの工場、今も給料安いんかなぁ…
智洋「トイレ行きたい。」
重岡「そこにコンビニあるで?」
智洋「え…ひとり?」
濱田「わかった。俺もついて行こう。」
二人がコンビニへ向かった。
その時やった。
「……しげ?」
ボーッと川を眺めとったら、聞いた事がある声がした。
「やっぱりしげや!」
重岡「…横山くん!?」
それこそ、俺によくたこ焼きを奢ってくれた、
工場の先輩の横山くんやった。
横山「お前、突然工場辞めてどないしてん!?」
重岡「いや…たまたま行った町で色々あって、移り住んでもうた。」
横山「なんやねん、変なぼかし方。女でも出来たんか?」
重岡「それな無い!」
ちょうど休憩中やねんと、隣のベンチに座る横山くん。
重岡「そっちは変わらん?」
横山「ぜんぜん変わらん。相変わらず安月給でコキ使われとるわ。」
ガサッ
濱田「キミタカ………嘘やん………」
振り返ると、コンビニから帰ってきた智洋と濱田が立ち尽くしとった。
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るびぃ(プロフ) - 渡海さん» ありがとうございます!グループらしさを出したくてハルカスを選んでみました! (2021年10月31日 3時) (レス) id: a7df9901fc (このIDを非表示/違反報告)
渡海 - 更新お疲れ様です!巨人をあべのハルカスに例えるシゲが、センス抜群でめっちゃ面白かったです。これからも楽しみにしております!! (2021年9月28日 12時) (携帯から) (レス) id: f6711a1d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るびぃ | 作成日時:2021年9月17日 13時