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#2-33 ページ34

第33話 ノストス湖

村上side

村上「ごめんください。」
渋谷「あ゙?なんや?」
城島「こら、す ばる。睨んだらアカン。…会い素っ気無いせがれですんません。」





初めてストーリーブルックという町を歩く。
今までずっと、病室に隔離されとったから、
こんなに拓けた大きな所やったなんて知らんかった。






村上「息子さん、僕と同世代っぽいですかね?」
城島「かもしれへんな。」





そんな世間話もそこそこに、本題に入る。





村上「実は、干からびた魔法の豆の復活方法を調べとるんです。」
城島「魔法の豆!?ここにあんのか?」
村上「…いや。おとぎの森に。」
城島「えええ!?…グキッ、あ。腰やってもうた。」
村上「ちょっっっ!?え!?」
渋谷「……しゃあないな。ほい。」







手荒く湿布を貼ってあげるす ばるさん。







村上「す ばるさん。優しいですね。」
渋谷「…さんいらん。気持ち悪い。」
城島「ルンペルシュテルツキンなんかやめて、うちに嫁いでもええんやで。イタタタ…」







は、はぁ………







渋谷「親父、話逸れとるがな。この人が聞きたいのは、魔法の豆を復活させる方法や。」
城島「ああ!せやった。おとぎの森にはな、ノストス湖ってのがあって、蘇りの水が湧いてんねん。」
村上「なるほど。」
城島「す ばるが瀕死になってもうた時、この水に救われた。」
渋谷「え。そうなん?」
城島「そうや。」
渋谷「……………ありがと。」






ええ情報と家族のええ話が聞けて、ほっこりした。







濱田「…聞けたか?」
村上「聞けたよ。何で一緒に来てくれへんの?」
濱田「あんま仲良ぉないねん。」
村上「話せば分かってもらえると思うけどなぁ〜。」
濱田「あ。暇やったから、これ手に入れた。」







そう言って、僕にとある鍵を出した。







濱田「図書館…司書がおらんからずっと閉鎖されてん。」
村上「それって…?」
濱田「やるやろ?」
村上「やる!!」








すぐに別行動やった智洋くんたちと合流して、
互いの成果を確認し合った。
このミッションが上手くいったら、
世界中の本を読むことが出来るんや。
頑張らなな。









村上「崇裕、ありがとう。」
濱田「………なんか言うたか?」
村上「聞こえとるくせに。」

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るびぃ(プロフ) - 渡海さん» ありがとうございます!グループらしさを出したくてハルカスを選んでみました! (2021年10月31日 3時) (レス) id: a7df9901fc (このIDを非表示/違反報告)
渡海 - 更新お疲れ様です!巨人をあべのハルカスに例えるシゲが、センス抜群でめっちゃ面白かったです。これからも楽しみにしております!! (2021年9月28日 12時) (携帯から) (レス) id: f6711a1d35 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るびぃ | 作成日時:2021年9月17日 13時

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