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ここは呪いが破られたストーリーブルック。
おとぎの森での記憶を取り戻した住民たちは、
混乱を隠せないでいた。
そして今、新たな物語が始まろうとしている。
◇
第1話 眠り姫
現在のおとぎの森。
茨が生い茂るここは、女王の呪いを間逃れたのだった。
「駿姫、迎えに来たで。」
眠り続ける姫に、口付ける。
この姫はミチエダ国の駿姫。
そして、僕はその隣にあるナガオ国の王子、謙杜。
◇
長尾side
「…謙社？」
長尾「そうだよ。」
目を覚ました姫。
だけど…
道枝「どうして私、男の姿なの…？」
長尾「ジュン様が呪いを掛けたんや。白雪姫達も男の姿に変わってもうた。」
道枝「そんな………」
絶望しているのも束の間。
背後から、黒い火の玉が僕らに襲いかかる。
道枝「きゃぁぁぁ！」
ｻﾞｸｯ
「…お二人とも、油断し過ぎです。」
火の玉は真っ二つに切れ、消えていった。
道枝「ありがとうございます…この人は？」
「謙杜王子の護衛、小島健です。」
長尾「この人も呪いで変えられてるんや。」
小島「呪いが掛かる前は、ムーランと呼ばれておりました。」
道枝「え！お強い兵士さんだと聞いたことがあります。」
小島「…恐縮です。あの火の玉は私の故郷に伝わるもの。印を付けられると魂を吸い取りに再び現れますから、以後お気を付けて。」
呪い以降、見かけなかった亡霊や火の玉を見るようになったと、父上達は言っていた。
茨の向こうでは呪いが解けたと噂を聞いたが、
この火の玉はどうしてまだ消えないのだろう？
道枝「とにかく、助かって良かった。」
長尾「う、うん。」
僕は咄嗟に、掌を駿姫と小島に見られないように袖の中に隠した。
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るびぃ(プロフ) - 渡海さん» ありがとうございます！グループらしさを出したくてハルカスを選んでみました！ (2021年10月31日 3時) (
レス) id: a7df9901fc (このIDを非表示/違反報告)
渡海 - 更新お疲れ様です！巨人をあべのハルカスに例えるシゲが、センス抜群でめっちゃ面白かったです。これからも楽しみにしております!! (2021年9月28日 12時) (携帯から) (レス) id: f6711a1d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るびぃ | 作成日時：2021年9月17日 13時
