鬼殺隊の隊士 ページ28
*A
私を導くように一本の細い糸が月の光に反射して光っていた。
それは森の方まで続いている。
『…』
周りに気を張りながら、糸を頼りに森を進んでいく。
開けた場所につくと、目を見開いた。
『炭治郎！ 善逸、伊之助っ！』
木には糸でぐるぐる巻きにされぶら下がっている炭治郎たち…
中には、宇随さんや数日前から消息を絶っていた煉獄さんや冨岡さんたちもいた。
みんな怪我はそれほど酷くない、、
ただ、かなりキツく縛られてるのか顔を歪め思うように動けないようだ。
炭「Aっ、逃げるんだッ！」
宇「くそっ！ 全然解けねえな、これ」
伊「あぁー！ 鬱陶しい！」
善「いやぁぁああ！ Aちゃん助けてぇ！」
『待って！ 今たすけ――』
「随分と遅かったわね」
『――！』
後から声がして振り返ると、、
「我慢できなくて食べちゃおうかと思った」
『…っ、やっぱり』
いつかに見た姉だ。
炭「！」
伊「てめぇ！ あの時の蜘蛛やろうじゃねえか！」
煉「A！ その鬼は上限に匹敵する強さだ！」
『…』
姉「久しぶりだね、A」
『…』
姉「そんな怖い顔しないでよ。また、お姉ちゃんに会えて嬉しいでしょう？」
「「！」」
『…後悔してる』
姉「…？」
『那田蜘蛛山で逃してしまったこと』
姉「…あんたにあたしが殺せる？ あんた弱いじゃん」
『あの時よりも強くなった』
そして、覚悟もできた…
『あんたの頸を、斬る』
姉「…その様子じゃ、考えは変わってないみたいね。残念」
『…信じてくれる人がいる』
炭治郎、善逸、伊之助
『認めてくれた人がいる』
宇隨さん、冨岡さん
『守りたい人がいる』
煉獄さん──
『私は――』
姉「…」
抜いた刀で手を切りつけ、構える。
『鬼殺隊の隊士だ』
→
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紫華 - 終わり方がいいですね‼︎続き楽しみに待ってます！ (8月24日 9時) (
レス) @page28 id: 7aa6fe7fca (このIDを非表示/違反報告)
夜空ゆーたお(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！！ (5月19日 17時) (レス) @page26 id: d76bc8bfcd (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます٩( ᐛ )و (2023年4月10日 3時) (レス) @page23 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妄想たのしい | 作成日時：2023年1月3日 18時
