第14話 過去編 ページ16
<偉大なる航路>にはバラッシュと言う大きくも小さくも無い島がある
そんな島には工場がありその経営者は一人の女
?「ん〜、新しいモルモットが必要かしら?」
その女の前には白いベット、その上には赤で塗られた人と思われし物体
女は妖艶に微笑むと自らの子を頭に描いて、渇いた唇を舐めた
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「お兄ちゃん、其処はこう持つんだよ」
緑に埋め尽くされた森の中、声からして女の子か、誰かに指示をしている
黒の翠のメッシュが入った髪に翠の瞳の可愛らしい少女だ
少女の手には刀が一本、その刀は刃の部分が藍色だ
世界に一本しかないだろう、藍塗鞘太刀拵(あいぬりざやた ちごしらえ)
少女の向かいにいるのは綺麗な銀色の髪をもち青の瞳を持った少年
背丈や顔立ちからして少女より2、3歳年上だろう
少年の手には、同じく世界に一本しかないだろう朱塗太刀拵(あかぬりざやた ちごしらえ)
「こうか?」
「そうそう」
どうやら少年に刀の持ち方を教えているよう
少女の名はミカエラ、まだ今年で5歳だ。そして向かいの少年はミカエラの兄、ゼント
此方は8歳だ
この兄弟はこの島唯一の子供だ、周りは年老いた者ばかり。何故かは分からないが突然居なくなる
らしい
ミカエラの父は20歳で母と結婚し、ミカエラが生まれて直ぐ海へ出た
ミカエラにゴーグルを残し海賊になったのだ
『いいな、僕はちょっと色々あって不老になってしまった。此処にはいられない、だから
ミカエラを頼む』
ゼントは父の言葉を受け取り、この日までミカエラの世話をした。父が何故母の名前を出さなか
ったのかは疑問に思ったが...
ゼントはミカエラに刀をかえし、日が沈み始めた空を仰ぐ
刀を2本同じ鞘に差し込み背中に担ぐミカエラの手を優しく握り、自分達の家、工場に
向かう
ミカエラの背にある刀はこの島に住む、錬金族しかできないと言う錬金術で造られた刀
どうやらミカエラは潜在能力が凄まじく初めてでこの刀<時閖>を造ったのだ
これには町の人々は目をひんむいた、あの時の顔といったら...思い出したら頬が緩む
「お兄ちゃんだーい好き」
「どうしたんだいきなり?でもあんがと」
森を抜け寂れた村を歩く
ミカエラ達の姿を見て優しい目線を送ってくる村人達、此処では子供はさっき言った通り
居ないのでとても可愛がられている
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雪華 - こちらこそすいませんでした。最新頑張って下さいね。 (2018年10月16日 16時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
アルリカ - ご免なさい、自分そう言うの書けなくて (2018年10月16日 10時) (レス) id: c68b163240 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?ワンピース×ゲゲゲ鬼の鬼太郎のトイレの花子さんとの恋愛短編集を作ってよろしいですか?花子さんが麦わら一味で設定で。ゲゲゲ鬼太郎のトイレの花子さんが知らないなら検索してね。 (2018年10月16日 8時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜瑠璃嘩 | 作成日時:2018年10月15日 20時