真実６３ ページ40
嘘でしょ･･････？
伸ばされた自分の手の先には甲冑の剣に貫かれ、赤く染まった隼人が見える
響也｢あ･･････････････････｣
『そん･･････な････････････』
進｢･･････はや････････････と･･････｣
満｢･･････････････････っ｣
一緒に出ようねって言ったのに
やり直そうって思ったのに･･････
隼人｢いつもいつも偉そうにしてるくせに、こういう時には役に立たない！｣
そう言った隼人の顔を思い出す
あんなに声を荒げたの、初めて見た･･････
私･･････隼人が言ってた通りだ･･････
役に･･････立ってないじゃん･･････
響也｢･･････ち･･････違う。
そ、そんなつもり･･････ぼ、僕はそんなんじゃ･･････｣
満｢分かってる。落ち着け･･････落ち着くんだ････････････落ち着け｣
まるで響也にじゃなくて自分にそう言い聞かせてるみたい･･････
そうだよ･･････今は落ち着かなくちゃ･･････
落ち着け･･････落ち着け私･･････っ
響也｢僕･･････こんな････････････｣
進｢･･････響也、A、外に行こう。
これは事故だ。分かってる･･････分かってるから･･････｣
響也｢･･････････････････｣
満｢････････････行こう｣
隼人｢･･････大丈夫、だいじょーぶ｣
最後にそう言った隼人は、笑ってくれた
私のために･･････怖くて怖くて声が震えても、そう言ってくれた･･････
『･･････だ、いじょうぶ、だいじょーぶ･･････』
小さく呟いてみても、この気持ちにはあまり効果が無かった
けど、隼人の優しさに涙が出てきた
拭っても拭っても溢れてきて止まらなかった
『･･････っ･･････隼人･･････』
助けられなかった
目の前にいたのに
この手で掴んでたのに･･････
『･･････ごめん･･････っ･･････！』
皆が俯いてるのが視界に入る
･･････私が泣いてしまったから
ごめん、皆
私、ホントは弱虫なんだ
今すぐ逃げ出したいし、出来るなら、私が康平と隼人の代わりに死にたかった
･･････でも
私に最後まで優しくしてくれた隼人のためにも、早くここから出なくちゃ
響也｢････････････A････････････｣
真実６４→←番外編 遊園地 ~かなめさんからのリクエスト~ 最終回
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Ｍみ - 続編行きます！ (2016年4月23日 18時) (
レス) id: e599c2e988 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍみ - イカさん» こちらこそ良いリクエストありがとうございました！ (2016年4月22日 17時) (レス) id: e599c2e988 (このIDを非表示/違反報告)
イカ - 進かっこよかった〜！！リクエストの話ありがとうございました!!(≧ω≦) (2016年4月21日 22時) (携帯から) (レス) id: 90e3a8330e (このIDを非表示/違反報告)
Ｍみ - ･･･あ、二回書いてました。すみません、気にしないでください。 (2016年4月21日 7時) (レス) id: e599c2e988 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍみ - ちょこさん» 初コメありがとうございます！りょーかいです！頑張りますね (2016年4月21日 6時) (レス) id: e599c2e988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ｍみ | 作成日時：2016年3月31日 16時
