＃９０ ライバル / 甘え ページ40
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「俺、本気になるって決めたから」
「…それ、俺に言う必要あんの？笑」
「なんとなく、アイツに近いのはふっかだって思ったから」
深澤「へぇ、宣戦布告ってやつ？笑
1年前は俺がお前にしたのにな…
翔太の方が勝ち目あるんじゃない？
前までアイツはお前にゾッコンだったんだし？」
渡辺「アイツがもう俺のこと見てないって分かっててそれ言ってんの？
キツいわ〜」
深澤「案外アプローチしたらコロっと気持ち傾くかもよ？
アイツの恋愛なんて、誰にも分かりゃしねぇんだよ、難しすぎる」
翔太に呼び止められたと思えば… 男らしい宣戦布告
やっと本気になんだって感じ
やっぱライバル多いな〜
正直不安だよ
翔太が本気になったことで、アイツはまた翔太を好きになるんじゃないかって
不安な気持ちが溜まっていって爆発しそうなくらいに、苦しいんだよ
男として見て、じゃなくてさ
もっと俺のことを見てって言えたらどんなに良いかな
どこかでアイツは俺を選ばないって思ってしまっているからか、翔太のこの言葉を聞いてどんどん俺らしく無くなっていくんだ
渡辺「羨ましいよ、そんな余裕で」
余裕？
んなわけねぇだろ
焦りまくってるよ、俺だって
深澤「…やっぱお前のが有利だよ」
きっとアイツは翔太を選ぶんだから
深澤「ま、最後の最後まで俺は本気でアイツと向き合うよ」
渡辺「俺だって、そのつもりでふっかに話したんだよ」
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深澤「俺たち、いつまでこの関係続けるんだろうな…」
煙草を吸い終え、ベランダから戻ったふっかはベット脇に腰掛け、ぼーっと月明かりを見ながらそう呟いた
私が寝ていると思っているのか、細くて長い指先がそっと触れた
深澤「きっとお前には、俺じゃない人が合うんだろうな
でもさ、俺の隣はお前がいいんだよ…」
苦しいくらい、切ない声が耳を通り抜けていった
そこまで鈍感じゃないから、流石に彼からの好意は分かっているつもりだった
誰よりも優しく接してくれて、温かい目で見つめてくれる彼の気持ちに、どうして私は応えられないんだろう
彼の隣にいれば幸せになれるって分かっているのに
彼の隣が、きっと私には1番合っているはずなのに
この曖昧な関係を続けちゃダメだって分かってるんだけど
私はこの関係に甘えているんだ
彼からこの関係をやめることは無いって分かっているから
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ゆめ - 更新ありがとうございます。深澤担としては深澤さんと幸せになってはほしいのですが、しょっぴーとのこれからも気になります。次の更新も楽しみにしていますね！ (2021年6月4日 23時) (
レス) id: ce02170ebe (このIDを非表示/違反報告)
ゆっちゃん(プロフ) - 深澤推しだからどうしても深澤の応援をしたくなってしまう、、っ！！しょったあ、やっと素直になったのかあ！こんな大変な世の中ですが、お体崩されないよう、いつもお話たのしみにしてます！ (2021年5月24日 14時) (レス) id: 59b48e649d (このIDを非表示/違反報告)
わたなべ(プロフ) - 素直になった渡辺くんー！！！！！更新たくさんでうれしいです！！ (2021年4月10日 17時) (レス) id: 0b41a58c52 (このIDを非表示/違反報告)
NiCO(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます！翔太オチを期待して読み始めたので翔太オチだったらありがたいです(涙)更新楽しみに待ってます。頑張ってください(*^ω^*) (2021年4月10日 15時) (レス) id: ff9e853eae (このIDを非表示/違反報告)
柊 美優(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます（泣）これからも期待に応えられるよう頑張ります！^_^ (2021年4月9日 23時) (レス) id: 477a867656 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊 美優
| 作者ホームページ：http:twitter.com/iam_angel6
作成日時：2020年5月30日 20時
