第35話 安室side ページ44
僕は今日、急遽入った公安の仕事のため警察庁に来ていた。
仕事を進めている時に風見から連絡が入る。
｢僕だ。どうした。｣
｢降谷さん、緊急事態です。以前から追っていた組織がショッピングモールに爆弾を仕掛け、警察に宣戦布告してきました。今、刑事部の方に確認して捜査権を公安に引渡して貰いに行っています。｣
確か、風見に追わせていた組織か。
｢なに？どこのショッピングモールだ。爆発時間は？｣
｢一回目の爆発時間までは残り3分です。ここから車で約1時間程のショッピングモールです。かなり大きい施設らしく避難誘導を行っていますがスムーズに行っていない模様です。近くの警察官は直ちに現場に向かうように指示も出してあります。全て刑事部が行ったことですが…｣
1時間か…ということはあそこだな。
｢分かった、すぐに行く。風見は車を用意しておけ。僕の車は修理中だからな。僕が乗ったらすぐに現場へ向かってくれ。…いや、やっぱり僕が運転する。僕が来たら君は助手席に移ってくれ。｣
｢わかりまピッ｣
風見の返事を聞かずに通話を切り、スーツを羽織って外へと走る。
外に出ると既に車があり、急いで運転席に乗り込む。
｢風見、舌噛むなよ。｣
｢はい。｣
そう言ってアクセルを踏み、車を走らせる。
あのショッピングモールへ行くにはこの道が最短ルートだ。高速道路を使うよりもよっぽど早くつく。
｢3分ということはもう1回は爆発しているのか。｣
｢そのようです。どうやら、現在使われていない旧棟と2年前に建てられた新棟で同時に一回目の爆発が起こったようです。その後、立て続けに他の棟でも爆発が起こり、今の所計4回です。｣
｢そうか。引き続き、現場の状況を確認していてくれ。｣
｢わかりました。｣
途中、現場の状況を聞きながら運転していたものの、本来1時間以上かかるはずのショッピングモールに、40分ほどでつく。
｢避難はもう、終わっているのか。｣
｢ほとんどは終わっている模様です。ですが、旧棟を使った推理ゲームをイベントとして行っていたらしく、女性1名が旧棟へ入っていったまま、でてきた確認が取れていません。同伴していた子供2名は窓から脱出したものの、女性は窓のサイズが小さく別のルートでの脱出を試みているようです。その女性の名は工藤美桜と言うらしく、子供2名は江戸川コナンと灰原哀と言うそうです。｣
その言葉を聞いた瞬間、僕は思わず固まってしまった。
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ユラ(プロフ) - もりさんさん» ありがとうございますー！！めっちゃ嬉しいです。これからも更新頑張ります！ (2020年3月26日 11時) (
レス) id: 16973fa861 (このIDを非表示/違反報告)
もりさん - めっちゃ面白いです、更新頑張ってください！ (2020年3月25日 22時) (レス) id: 85d63b0d59 (このIDを非表示/違反報告)
ユラ(プロフ) - ちびきゅうさん» ありがとうございます！！仕方ないとは分かっていても辛いです…ちびきゅうさんも体調には気をつけてください！北海道かなり感染してるので…これからも更新頑張ります！！ (2020年3月2日 8時) (レス) id: 16973fa861 (このIDを非表示/違反報告)
ちびきゅう(プロフ) - 作品読ませて頂きました！私も作者様と同じく北海道住みで臨時休校になりました。せっかくの休みなのに外出できないのは辛いですよね...体調に気をつけてこれからも更新頑張ってください！ (2020年3月2日 2時) (レス) id: c6bc8574cb (このIDを非表示/違反報告)
ユラ(プロフ) - 零さん» 沖縄…1回も行ったことないので行ってみたいです！学級閉鎖と重なって休みになるのは大変そうですね…。作者は耐えられない気がします笑 ありがとうございます！大好きって言ってくれてめちゃくちゃ嬉しいですー！！更新頑張ります！零さんも体調にはお気を付けて！ (2020年3月1日 23時) (レス) id: 16973fa861 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユラ | 作成日時：2020年1月13日 21時
