第24話 ページ26
お盆に哀ちゃんと同じ店のハンバーガーとポテトと飲み物をのせて先程の席へと向かう。
席に着くと既に2人は半分ほど食べ終わっていたため、自分も急いで食べ始める。
｢で、この後はどこのお店に行くんだよ？｣
｢何も決めてないのよね。でも、哀ちゃんの服を選びたい！｣
｢私は大丈夫よ。わざわざ選んでもらうのも申し訳ないし。｣
｢私が選びたいから遠慮しなくていいよ！服選ぶのは大体2時間もあれば終わるだろうし、その後どうする？別棟でやってるリアル推理ゲームでも参加する？でも、新ちゃんには簡単か。｣
｢え、そんなのやってんのか！？参加しよーぜ！｣
｢私はパス。適当にどこかで暇つぶしするわ。｣
｢えー、どうせなら哀ちゃんも行こーよ！ね？｣
｢……美桜さんが行くならいいわよ。｣
｢よし、決まり！それじゃ、急いで食べるからちょっと待っててね。｣
｢んじゃ、俺はお盆置いてくるな。ついでに灰原の分も置いてきてやるよ。｣
｢あら、優しいのね。でも遠慮するわ。あなたのしまう場所とは正反対だし。優しくしてもダメなものはダメよ。｣
そう言って哀ちゃんは自分のお盆を戻しに行った。
珍しく弟が優しいと思ったら何か裏があるのか。
まあ、だろうとは思ったけど。
｢何？新ちゃんまた哀ちゃんに頼み事したの？どんだけ戻りたいのよ。薬が完全に完成するまで待てばいいのに。｣
｢今回は薬じゃねーよ。｣
｢え、じゃあ何？哀ちゃんに何言ったの。｣
｢まあ、ちょっとな。｣
｢まあいいけど、あんまりむちゃ言ったらダメよ？｣
｢ああ、分かってるよ。｣
そう言って弟がお盆を戻しに行く。
それと同時に哀ちゃんが戻ってきた。
｢新ちゃんがなんか無理なお願いしたみたいでごめんね！無茶なこと頼んできたら断ってくれて構わないからね！｣
｢え？ええ。今回のことは無茶ではないのだけれど、私には少し難しいことだし本人の了承がないみたいだから断ったのよ。できる範囲でしか協力していないから大丈夫よ。｣
｢なら良かった！じゃあ、私もお盆置いてくるね！戻ってきたらまずはフサエブランドのお店行きましょうか！｣
｢ええ、待ってるわ。｣
そう言って私はお盆を戻しに行ったため、その直後に戻ってきた弟と哀ちゃんの会話なんて知る由もなかった。
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ユラ(プロフ) - もりさんさん» ありがとうございますー！！めっちゃ嬉しいです。これからも更新頑張ります！ (2020年3月26日 11時) (
レス) id: 16973fa861 (このIDを非表示/違反報告)
もりさん - めっちゃ面白いです、更新頑張ってください！ (2020年3月25日 22時) (レス) id: 85d63b0d59 (このIDを非表示/違反報告)
ユラ(プロフ) - ちびきゅうさん» ありがとうございます！！仕方ないとは分かっていても辛いです…ちびきゅうさんも体調には気をつけてください！北海道かなり感染してるので…これからも更新頑張ります！！ (2020年3月2日 8時) (レス) id: 16973fa861 (このIDを非表示/違反報告)
ちびきゅう(プロフ) - 作品読ませて頂きました！私も作者様と同じく北海道住みで臨時休校になりました。せっかくの休みなのに外出できないのは辛いですよね...体調に気をつけてこれからも更新頑張ってください！ (2020年3月2日 2時) (レス) id: c6bc8574cb (このIDを非表示/違反報告)
ユラ(プロフ) - 零さん» 沖縄…1回も行ったことないので行ってみたいです！学級閉鎖と重なって休みになるのは大変そうですね…。作者は耐えられない気がします笑 ありがとうございます！大好きって言ってくれてめちゃくちゃ嬉しいですー！！更新頑張ります！零さんも体調にはお気を付けて！ (2020年3月1日 23時) (レス) id: 16973fa861 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユラ | 作成日時：2020年1月13日 21時
