You Are My…

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「じゃあ、悪い。行ってくるね」

「彼女とアツアツですか、何ですか」

「ヤーそうだったら悪いか？」




荷物をまとめるジニヒョンは、いつものヒョンだ。
…さすが元俳優志望なだけあって、感情を隠すのが上手い。




そうこうしている間に、事務所の玄関に出ていった。




「ヒョン行っちゃったけど、
今夜飲みに行く人〜挙手っ！」

「お前酔っても俺は介抱しないから」

「ジミナ冷たい…」

「僕も行こうかなぁ、たまには」

「おっ、ナムジュニヒョンいいねぇ」





「ジョングク」

「…ユンギヒョン何？」

「ソロの話、ちょっといいか」

「あぁ、うん」




今日は何だか飲む気にはなれないと遠慮した
俺たち二人は、ゆっくりと荷物をまとめていた。








「……進捗状況どう？」

「…真っ白。…ごめん」

「や、いいんだ。まだ期間あるし。

……最近、お前苦しそうだから。
大丈夫かなって」





あの口下手というか、多くは語らないユンギヒョンが、心配してくれてるのが素直に嬉しい。




「あぁ、うん。…大丈夫だよ」

何の確信も持てないけれど。
それでも、希望だけでも欲しいなぁ、なんて。








「……もう日、沈むの早くなったな」

「…そうだ…………………ね……」







下には、ジニヒョンが見える。
約束の待ち合わせ場所が事務所の前か。

そんなに堂々と公にできる相手なのか。






なんて、思っていた俺の予想を遥かに覆した。




車から、降りてきた二名。






どちらも、よく知っている。








イムヨンジュンと、







「………………っ、な、んで」





貴方がジニヒョンの約束の相手なんですか。

…ヌナ？

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