みなさん、愛情表現が裏返ってますよ【鬼滅の刃】

愛情？が八つ ページ9

無「ねぇ、今、無視しようとしたよね？」




貴「…してませんよ、霞柱様」








もう諦めて、いつもの挨拶をしたところ、しかめっ面をされた



何が気に入らなかったのか






礼儀はちゃんとしてるし………ま、まさか、








貴「この顔が気に入らなかったんですか！？」






と、半分冗談半分真面目に言うと、





無「いつもでしょ」





と、全て真顔で返された





ツライな、悪気がないとはいえ…









無「それより、なんで無視しようとしたの？」






最初と同じ質問を繰り返す





私は言いづらかったけど、決心して言った






貴「石投げの邪魔をしてはいけないかな…と思って…」







すると、また顔をしかめる霞柱様





顔か！？







そして、霞柱様は、ハァーとため息をつき、私の腕を掴んで言った






無「…その敬語、なんか嫌だ」






うつむきがちに


顔は見えないけど、本気で嫌がっているようだった







貴「え……でも、柱なんですから……」






絶対に変えられない階級



私がまだ渋っていると、石を取り出した







霞柱様は、川を向いて、






無「じゃあ、これで勝負しよう。勝ったら敬語、外してよ」







と、無表情のまま言っていた

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