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_再び室内へ
「じゃ今日はひとまず解散ということで」
言い終わったマッシュの足に砂が当たる。
しかも少しではなく、塊が。
「何だこれ?何なんですか一体全体」
マッシュが疑問を声に出す。
「何解決したみたいになってるんですか」
それに反応するようにメガネをかけた二本線の男性が声を上げる。
「神覚者様なぜここに!?」
「ダリーことにウォールバーグさんに呼ばれたんですわ」
そう答えたのは、
その他にも、声こそ出していないが、
レインとAを除く神覚者が揃っていた。
「魔法不全であることを隠しイーストン校に通うなど…死をもって償ってもらいましょう。これは神覚者全員の総意だと思ってもらって構いません」
冷たく言い放つオーター。
『ガーン』という効果音がつくくらい、マッシュはショックを受けている。
「その意見は許サレナイ」
狂ったような男の声。
「我々はイノセントゼロ。ソノ少年はワタシタチのものだ。手ヲ出スナ。私達は本気だ。その証拠にこの人間に寄生魔法虫を埋め込んだ」
「寄生魔法虫!?」
「え…誰?急に」
寄生魔法虫。人の魔力を吸い人間を触媒として羽化する特定危険魔法生物。
宿主から離そうとした者にも反応し次の寄生先とする。
「これは我々から貴様らへの意思表明でもある」
「つまり我々魔法局への宣戦布告…長きに渡る戦いに決着をつけようと…上等だ。寄生魔法虫はオレが取ろう」
ライオが言った直後、マッシュは寄生魔法虫を引き抜いていた。
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ろぉぜさん@リアル多忙につき低浮上(プロフ) - 続編、楽しみに待ってます!! (5月7日 17時) (レス) @page50 id: 322d14085a (このIDを非表示/違反報告)
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