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_魔法局
「それではただいまよりマッシュ・バーンデッドの魔法不全隠匿についての緊急尋問を行う。魔法を使えないことを隠すことは重罪である。君は言うなればバグだ。バグは早めに処理しなければいけない」
魔法局で、マッシュの『魔法不完全隠匿』…この世界では重罪なことについての緊急尋問が繰り広げられている。
「いいんじゃないですか?不完全な世界もたまには」
「それはお前が決めることではn「根拠のある自信などこの世にはない」
男の声が割って入る。
「アナタは…」
「結局は最後に成功すればいいのだ。そのためにはまず自分を信じること。男前になれる素質持ってるよ、お前」
声の主は、
「だがキノコくん、オレ達はルールの中で生きている。ルールとは多数派のためにあるのだ。一人一人の意見を尊重していたら秩序なんて成立しないからな。じゃあどうすればいいのか…簡単だ。君の意見を多数派にすればいいのだ。ちなみに意見の中身の正当性はさほど重要ではない。誰が言うのかが大切なのだ。」
ライオはロウソクを出現させると、マッシュにこう言った。
「そのロウソクに火をつけろ。もちろん触れることなくだ。本当に君が男前なのが証明してみせろ」
それを承諾するように、マッシュは杖を持った。
「(杖?魔力のない者が杖なんか持ってどうする気だ?)」
杖をロウソクの近くの床に持っていき、傍にしゃがむと、おもむろにくるくると杖を回し始めた。
やがて熱を持ち、煙が上がって、勢いよく炎があたりを包み込んだ。
もちろんロウソクに火もついた。
「わかりました…この世界の認識を…僕がブッ壊しましょう」
マッシュは握り拳を上にあげ、宣言した。
「男前ナイスガイ」
_外では
「神覚者様!」
1人の職員の驚きの声。
集まる男女6名。
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ろぉぜさん@リアル多忙につき低浮上(プロフ) - 続編、楽しみに待ってます!! (5月7日 17時) (レス) @page50 id: 322d14085a (このIDを非表示/違反報告)
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