47 ページ47
「たっ…確かにこの世界ではマッシュくんのような者はい、いてはならない」
「姉さま…!」
「ですが…そんなこと、今関係ある?魔法が使えるとか使えないとか!」
珍しく出したAの大声。
普段滅多な事では怒らない、そのことをよく知っているフィンからすれば衝撃だった。
「マッシュくんは今、私たちや学校を守るためにひっ、必死に戦ってるんですよ!!」
Aが叫ぶ。
「がんばれ…」
1人の生徒が声に出す。
「がんばれ」
「がんばれ」
「がんばれマッシュくん」
「マッシュ・バーンデッド」
それに共鳴するように皆が応援する。
「頑張れー!!マッシュくーーん!!!」
「想像もできなかった。学校では怒られてばっかだったマッシュくんが…退学になりそうだったマッシュくんが…。魔法が使えないマッシュくんが…。あの姉さまに認めさせ…。この魔法が全ての世界で常識を覆してる」
「がんばれ!!マッシュ・バーンデッド!」
「おい…アレ…化物が若干勝ってないか…?」
Aは何を思ったか、杖を掲げ、宣言した。
「ブレイズ!」
魔法は効かないが、気を逸らすことはできる。
「(姉さま…!)頑張れ…!」
「頑張れ…!」
「「頑張れ!!マッシュくん!!」」
姉と弟の声が合わさる。
そしてその声でか、マッシュが化物を吹き飛ばす。
化物は大きな山に穴をあけ、光とともに消えた。
3人はマッシュに駆け寄った。
「マッシュくん!無事でよかったよ」
「うん、ありがとう」
「これくらいで死なれたら困りますよ」
「うす」
「姉さまも素直じゃない」
「うるさい。今私はあの山に開いた穴をどう対処すべきかで悩んでいる」
「あ…」
Aは魔法自然管理局の局長なのだ。
「マッシュくんすごかった!かっこよかったです♡さすが私の旦那様♡私を♡」
「「食べて」」
「うん。おいしい」
「ええーーっ!?シュークリーム!?なんでー!」
「レモンちゃん…」
「先輩〜〜〜…!!」
Aにレモンは抱き着いた。
Aはレモンを撫でた。
「私は、カルドさんたちと合流します。では」
それだけ残し、Aは走っていった。
90人がお気に入り
「マッシュル」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ろぉぜさん@リアル多忙につき低浮上(プロフ) - 続編、楽しみに待ってます!! (5月7日 17時) (レス) @page50 id: 322d14085a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ