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「たっ…確かにこの世界ではマッシュくんのような者はい、いてはならない」
「姉さま…!」
「ですが…そんなこと、今関係ある?魔法が使えるとか使えないとか!」

珍しく出したAの大声。
普段滅多な事では怒らない、そのことをよく知っているフィンからすれば衝撃だった。

「マッシュくんは今、私たちや学校を守るためにひっ、必死に戦ってるんですよ!!」

Aが叫ぶ。

「がんばれ…」

1人の生徒が声に出す。

「がんばれ」
「がんばれ」
「がんばれマッシュくん」
「マッシュ・バーンデッド」

それに共鳴するように皆が応援する。

「頑張れー!!マッシュくーーん!!!」
「想像もできなかった。学校では怒られてばっかだったマッシュくんが…退学になりそうだったマッシュくんが…。魔法が使えないマッシュくんが…。あの姉さまに認めさせ…。この魔法が全ての世界で常識を覆してる」
「がんばれ!!マッシュ・バーンデッド!」
「おい…アレ…化物が若干勝ってないか…?」

Aは何を思ったか、杖を掲げ、宣言した。

「ブレイズ!」

魔法は効かないが、気を逸らすことはできる。

「(姉さま…!)頑張れ…!」
「頑張れ…!」

「「頑張れ!!マッシュくん!!」」

姉と弟の声が合わさる。

そしてその声でか、マッシュが化物を吹き飛ばす。

化物は大きな山に穴をあけ、光とともに消えた。

3人はマッシュに駆け寄った。

「マッシュくん!無事でよかったよ」
「うん、ありがとう」
「これくらいで死なれたら困りますよ」
「うす」
「姉さまも素直じゃない」
「うるさい。今私はあの山に開いた穴をどう対処すべきかで悩んでいる」
「あ…」

Aは魔法自然管理局の局長なのだ。

「マッシュくんすごかった!かっこよかったです♡さすが私の旦那様♡私を♡」
「「食べて」」
「うん。おいしい」
「ええーーっ!?シュークリーム!?なんでー!」
「レモンちゃん…」
「先輩〜〜〜…!!」

Aにレモンは抱き着いた。
Aはレモンを撫でた。

「私は、カルドさんたちと合流します。では」

それだけ残し、Aは走っていった。

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ろぉぜさん@リアル多忙につき低浮上(プロフ) - 続編、楽しみに待ってます!! (5月7日 17時) (レス) @page50 id: 322d14085a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:萩野千紗 | 作者ホームページ:無い  
作成日時:2024年3月18日 22時

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