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マーガレットの魔法により、ガレキは壊された。
「早く!逃げるのよ!」
悲鳴を上げながら逃げ惑う生徒たち。
ついに亡者が学校に侵入する。
「あんな怪物…勝てるわけがない」
「マッシュくーん!どこですかー!マッシュくん!」
「いくらガタイがデカくてもよォ、エクスプロム!」
しかし結界によって防がれる。
「(何かバリアみたいなの出てきたんですけど…どゆこと…?)」
「あれは魔法無効化の結界」
「結界って…、あのトゲトゲを守ったのと同じ…?」
「結界を張ったイノセント・ゼロの術者がどこかにいるはず。ソイツを仕留めなければアレに魔法は効かない。今はオーターが術者を追っていますが、相手は巧妙に隠れているはず」
「このままでは打つ手が…僕も捜索に加わります」
「オレも」
「A、ここは任せますよ」
「了解」
「逃げないのか?」
「誰に言ってるのかしら?」
「フン。何があっても、オレが止める」
「後輩にばっかり任せられませんよ」
「フフ。素敵なメロディーが奏でられそうだわ」
「おい押すな!助けて!!!」
「魔法が効かない化物なんて終わりだ」
「ダメだ。こっちにも結界が張られてて出られないぞ」
「(くそ…あの化物がもうすんでの所まできてんのに…やべぇぞ、このままじゃ…)」
「どうしてこんなことに…」
「まだ新婚旅行にも行っていないのにィー!!!!」
「アベル様」
亡者が腕を振りかぶった。
「フィン!!」
「…え?」
「(間に合わない!)」
しかし拳がフィンに到達することはない。
フィンが目を開けると、ギリギリで止まっていた。
「何で…」
「後ろに引きずられていく…あれは…魔法?」
「いや、結界で魔法が効かないはず…だとすると…あれは恐らく…」
「アイツッ…」
「まさか…」
フィンとレモン、そしてAが闘技場の壁から亡者を覗く。
「え?ウソ」
「マッシュくん…?」
「(君と出会ってからずっと…ずっとそう思ってたけど…いくらなんでもデタラメすぎるよ、マッシュくん)」
「おいアイツ…マッシュ・バーンデッドじゃねぇか」
「あの化物と…」
「綱引きしとる!」
「でもいいのかよ…」
「アイツ魔法が使えないんだろ」
「そんな人がこの学校のトップだなんて」
「認められないだろ」
「この世界において魔法が使えない者は居ちゃいけないだろ」
「ですよね神覚者様?」
Aに1人の生徒が詰め寄った。
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ろぉぜさん@リアル多忙につき低浮上(プロフ) - 続編、楽しみに待ってます!! (5月7日 17時) (レス) @page50 id: 322d14085a (このIDを非表示/違反報告)
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