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〜数日前〜
「うわっ…カルドさん、そんなにコーヒーにミルクって入れるモノじゃないですよ?あぁっ、カップ見て下さい!!!溢れそうですから!!!!」
「何を言っているんですか?ミルクにコーヒーをいれてるんです」
「はい??」
「飲みます?」
「遠慮します」
〜以上回想〜
「(言わないでおこう)」
「(ヤバイ…オレ独自の指標によれば、ヤバイやつほど強いというデータが出まくっている。つまり、今回の敵はマジでヤバイ)」
「(オーターがマカロンを選んだ理由はそこに確実性があるからだ。一回目の襲撃からこの大会まで彼が何もしなかったのは、マカロンの実力を信頼すればこそ。つまりマカロンなら確実にマッシュ・バーンデッドを殺れると…それ程までに実力の差は明らかだ)」
「それじゃあ、いくわよ」
闘技場から溢れんばかりのマーガレットの魔力。
「うっ…気分が…」
「大丈夫か?」
「あてられるのもムリはない。それほどの魔力だ。(これが神覚者に準ずると言われる力…乗り越えてみせろ、マッシュ・バーンデッド)」
「ナルコス」
「あれは基礎魔法」
「どういうことだ!?マッシュならあの程度簡単に…」
マッシュがバレーのレシーブのように受ける。
「ボウリングの玉みたいだ」
それほど重いのだろう。
「なっ…マッシュがレシーブしきれない!?このままじゃ壁に…」
しかし、壁には亀裂が入っただけ。
「いない」
「一体どこに!?」
マーガレットとともにマッシュは中へ浮いた。
「スパイン魔法…へルフォール」
「叩き落した!」
頭から叩き落した。
「これはさすがに勝負あったか」
「あのマカロンを一撃で!?」
「A。キノコ頭くん、どうやってマカロンの攻撃抜け出していました?」
「バック走していました」
「え?」
「マッシュくんはこの魔法は受け止められないと判断して、魔法より早くバック走することで壁に当たる前に逃れたみたいですね」
弟のフィンとあらかた同じことを言っている。
「(てかさっきからボウリングとかレシーブとか、なんか単語に魔法学校感ないんだよな…。まぁいっか…なんでも)」
ドット、あきらめる。
「無傷だ!一体どうやって…!?」
「まだよ…まだ全然楽しみ足りないわ。そうでしょ?マッシュ・バーンデッド」
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ろぉぜさん@リアル多忙につき低浮上(プロフ) - 続編、楽しみに待ってます!! (5月7日 17時) (レス) @page50 id: 322d14085a (このIDを非表示/違反報告)
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