検索窓
今日:115 hit、昨日:179 hit、合計:19,174 hit

24 ページ25

そしてどこからかボール状の物を出し、上に投げ、打った。

「注射器を避けながらヒビの一点を」
「狙い打ちしてる!?」
「あれはナースの壁打ち!?」
「バカな…」
「そんなに知りたいなら教えてあげますよ。痛み」

マッシュは手にパシパシとラケットを当て、思い切り振りかぶる。

そしてマッシュはカルパッチョの脳天に叩きつけた。

「マスターケインに選ばれた天才カルパッチョを…」
「なんかテニスの壁打ちみたいなやつでぶっ倒したぁ!」
「あの…マッシュくん…ごめん…僕のせいで」
「ありがとう。僕はポンコツだからみんなに迷惑かけてばかりだ。フィンくんのおかげでまだみんなといれる。ありがとう」
「…うん…よかった」
「(これが…痛み?血が止まらない。心臓が鼓動するたびに痛みが広がっていく…こんなに痛みとは恐ろしいものなのか…こんなにも…他人のためにこれほどの痛みを耐えたというのか…)」
_《自分より強いとわかってる相手に君はフィンくんみたいに立ち向かえるかな》_
「確かに…差は歴然だな…。僕の完敗だ」

マッシュとフィンはお互いを支えあいながら歩き去った。

25→←23



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
89人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ろぉぜさん@リアル多忙につき低浮上(プロフ) - 続編、楽しみに待ってます!! (5月7日 17時) (レス) @page50 id: 322d14085a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:萩野千紗 | 作者ホームページ:無い  
作成日時:2024年3月18日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。