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そしてどこからかボール状の物を出し、上に投げ、打った。
「注射器を避けながらヒビの一点を」
「狙い打ちしてる!?」
「あれはナースの壁打ち!?」
「バカな…」
「そんなに知りたいなら教えてあげますよ。痛み」
マッシュは手にパシパシとラケットを当て、思い切り振りかぶる。
そしてマッシュはカルパッチョの脳天に叩きつけた。
「マスターケインに選ばれた天才カルパッチョを…」
「なんかテニスの壁打ちみたいなやつでぶっ倒したぁ!」
「あの…マッシュくん…ごめん…僕のせいで」
「ありがとう。僕はポンコツだからみんなに迷惑かけてばかりだ。フィンくんのおかげでまだみんなといれる。ありがとう」
「…うん…よかった」
「(これが…痛み?血が止まらない。心臓が鼓動するたびに痛みが広がっていく…こんなに痛みとは恐ろしいものなのか…こんなにも…他人のためにこれほどの痛みを耐えたというのか…)」
_《自分より強いとわかってる相手に君はフィンくんみたいに立ち向かえるかな》_
「確かに…差は歴然だな…。僕の完敗だ」
マッシュとフィンはお互いを支えあいながら歩き去った。
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ろぉぜさん@リアル多忙につき低浮上(プロフ) - 続編、楽しみに待ってます!! (5月7日 17時) (レス) @page50 id: 322d14085a (このIDを非表示/違反報告)
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