2 ページ3
暗がりに、ほぼ同じ背丈の2人が並び、紙を眺める。
「『地下へ行け』だと」
Aが読み上げる。
「…オレが読めないと思っているのか?」
「いいや?単純に読み上げただけだが?」
「ソレを読めないと思っているからの行動じゃないのか」
「うるせぇな…ほら、地下早く行くぞ」
「「ディスクロズ」」
“ディスクロズ”。そう唱えると床がずれ、階段が現れる。
「人使いの荒いジジイだ」
「ジジイと言うな。校長だぞ」
小学生の姉弟のような会話だが、2人は高校生である。
「そもそも、本当に
「来ていなきゃ先生も言わないでしょうが」
いつもより少し早い速度で歩みを進めるA。
焦っているのが見て取れる。
「おい、A。焦ってもいいことはないだろうが」
「そうだが…しかs「ごめん!ごめんドットくん!」
1人の少年の声に2人が反応する。
「フィン…?」
少し歩みを早める神覚者2人。
「1本線2人だからとやらせてみれば…何だこの様は。大体マトモにやりあう必要なんてないんだ、こんな奴ら」
緑の髪が特徴的な男子。
それをAは感情の読み取れない瞳で見つめていた。
90人がお気に入り
「マッシュル」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ろぉぜさん@リアル多忙につき低浮上(プロフ) - 続編、楽しみに待ってます!! (5月7日 17時) (レス) @page50 id: 322d14085a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ