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マックスを探して不安そうな表情のA。

「次のステージに進めるのは9名。最後の1人は一体誰になるのでしょうか!?」
「先輩」
「あ…」

マックスが血塗れになって帰ってくる。が、寸前で倒れてしまう。

「最後の1人はオルカ寮のカルパッチョ・ローヤン!しかしこれは酷い。すごい血だ。ここまで痛めつける必要はあったのでしょうか!?」
「ザコはいらない。ザコは価値がない。だから僕がザコをどうしようと勝手じゃないの?」

カルパッチョはマックスの頭を踏みつけた。
Aが僅かに目を開く。少々殺気が。

「(怒っている…?)」
「ちょっと、なにやってるんですか。それ以上やるなら殴りますよ。てかそこまでする必要あったんですか?」
「(カルパッチョ・ローヤン…今年の内部進学1位通過…ランスくんと同じ本物のエリート)」
「ドリンクとタオルです」
「ザコが僕に口を出すな」

受け取った水をマッシュにかけ…ようとしたが。
マッシュは何やら粉末と混ぜた。

「すみません。3時なんで一旦自家製筋肉ドリンクを挟みます。豆を粉末にしてタンパク質を流し込めるようにしています。それにザコザコ言ってますけど、僕はまだ僕より強い人見たことないんですけど。そもそも強さの定義って人によって違うんじゃ…あれ…?強いって…なに?」
「そこまでー!争いは試験中に行ってください!それでは続いての試験に参りましょう。続いての試験はこちら!名付けて“命の水晶”。今回はチーム戦です。1チームに3人、9人なので3チームに分かれて頂きます!そしてチームに分かれた後、3人それぞれが水晶を持ち、相手チームの水晶を割りに行って下さい。全ての水晶が割れたチームは脱落です」
「オイコラァ、ややこしくてうちの大将の脳が追いついてねぇじゃねぇか!もっと分かりやすく説明しろコラァ!」
「えっと…つまり…チーム対抗で水晶を割り合ってもらいます」
「ボクスイショウワル…ボクスイショウワル…」

マッシュが壊れた機械のように同じ言葉を繰り返している。

「それでは水晶を配ります。この水晶は割れやすいので扱いには注意してください」

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ろぉぜさん@リアル多忙につき低浮上(プロフ) - 続編、楽しみに待ってます!! (5月7日 17時) (レス) @page50 id: 322d14085a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:萩野千紗 | 作者ホームページ:無い  
作成日時:2024年3月18日 22時

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