四 ページ6
やばい、殺される。
殺気がやばいもん。
とりあえず、南の方に行けばどうにかなるだろうと思い、星だけを頼りにしてひたすら逃げた。
勿論後ろからは突き刺さるような殺気が私を追ってくる。それにめちゃくちゃ速い。
でもまあ2回目だもんね、自分が死ぬタイミングも何となく察せちゃうわけで、
「おい、逃げるな。お前は囲まれてる。逃げたって無駄だ」
『…はい』
ゆっくりと声のする方を振り向くとそこには
『え?何、え…待って何者?』
時代錯誤にも忍者っぽいコスプレをした人たちが私を囲んでいた。
『待って、え。え?コスプレ?ですか?』
「ごちゃごちゃとうるさい女だな。仙蔵、伊作、やっぱりこいつ殺した方がいいんじゃないのか?」
「まぁ待て」
いや話聞けよ!と思いながらも、この人たちが目線で上手に会話しているのを察した。
そして、何か面倒くさいことに巻き込まれる予感も。
「初めまして、天女さま。私たちは忍術学園のものです。ヘイセイ、という時代からいらっしゃったんですね」
『はい…』
天女という言葉に眉をしかめた。でも、何か言ったら即殺されちゃいそうだったから口を閉じて目の前にいる人の胸元をぼんやり見つめた。
そして思案した。
どうしよう。
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まる(プロフ) - いおらんさん» ありがとうございます!コメントとても嬉しくて励みになります! (2019年8月2日 19時) (レス) id: 3f7caaff83 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん(プロフ) - とても話が好みで楽しく読ませてもらってます(^^)更新頑張ってください! (2019年8月2日 12時) (レス) id: 60ac9a4c80 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 桜ノ夢さん» ありがとうございます!初めての作品なのでとても緊張しながら書いているのでとても嬉しいです。タイトルについてはこれからのストーリーをお楽しみにしていてください! (2018年11月18日 19時) (レス) id: 3f7caaff83 (このIDを非表示/違反報告)
桜ノ夢 - まるさん!この作品とても面白いですね!私、これ読んだ後、「ふぅ〜面白かった…な…え!?何この題名!?夢主消えるの!?」って思いましたから← (2018年11月13日 22時) (レス) id: 3556d0a5e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まる | 作成日時:2018年11月13日 21時