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三十 ページ32

小松田さんが入門表を取ってきたので、二人で掃き掃除を続けた。
しばらくすると

小「ところで、りりこちゃんのお父さんとお母さんは何のお仕事していたの?」

と質問された。

『うーん…あまり両親とは話さないままだったので、分からないです。ただなんとなく、忙しそうでしたね』

と答えた。小松田さんは「そっかぁ」とだけ言い、また別の話にうつった。
でも私は、両親について考えていた。思い出したくもないけれど、水門を開いたように嫌な思い出が溢れ出てきただけだけれど。



小「ご両親が忍者の子もいれば、髪結いとか、馬借とか、お店をやっている家の子もいるんだよ」

『そ、そうなんですね。なんか意外ですね』



小松田さんがお話ししているのを忘れていた。
慌てて会話に戻った。



『でもここに居たら、何でも出来る人になれますよね』

小「だよね、みんなすごいよね」

『書類の整理をさっきしたでしょう?その時、委員会なのに色んな物の修理したり、お医者さん顔負けの治療をしていることが分かったから、みんな只者じゃないですね』

小「六年生はねぇ〜」

『六年生?までなんですね』

小「うん。そうしたらみんな卒業」

『卒業、ですか』



と、ちょうどその時にお昼の鐘が鳴り、昼休みに入ってしまった。

その後に、六年生が15歳だと知って度肝を抜かれた。

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まる(プロフ) - いおらんさん» ありがとうございます!コメントとても嬉しくて励みになります! (2019年8月2日 19時) (レス) id: 3f7caaff83 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん(プロフ) - とても話が好みで楽しく読ませてもらってます(^^)更新頑張ってください! (2019年8月2日 12時) (レス) id: 60ac9a4c80 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 桜ノ夢さん» ありがとうございます!初めての作品なのでとても緊張しながら書いているのでとても嬉しいです。タイトルについてはこれからのストーリーをお楽しみにしていてください! (2018年11月18日 19時) (レス) id: 3f7caaff83 (このIDを非表示/違反報告)
桜ノ夢 - まるさん!この作品とても面白いですね!私、これ読んだ後、「ふぅ〜面白かった…な…え!?何この題名!?夢主消えるの!?」って思いましたから← (2018年11月13日 22時) (レス) id: 3556d0a5e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まる | 作成日時:2018年11月13日 21時

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