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そして、メイビスに連れられAはフェアリーテイルのギルドに向かった。
『ここが、フェアリーテイルのギルド……?』
すると、庭の方から誰かの気配がした。
『誰かいるのか?』
その足音は徐々にこちらに近づいてくる。
そして、その足音の正体は、7年ぶりに再会するミラジェーンのものだった。
ミラはAを見た途端、洗濯籠を地面に落とした。
しばらく二人の間に沈黙が流れる。
『ミラ……久しぶり、だな……』
ミラは固まったまま、涙を流した。
ミ「嘘……Aが、生きてっ……」
ミラはその瞬間、走ってAに抱きついた。
ミ「Aっ、おかえりなさいっ!」
『ただいま……ミラ……』
そして何やら騒ぎを聞きつけた中の者達が外に出てきた。
マカオ「なんだ?」
グ「なんかあったのか?……っ!?」
一同はAの姿を見て固まった。
グ「Aっ、お前……」
ガ「生きてたのか……?」
ル「うそっ、天狼島にはいなかったのに……」
『皆、7年ぶりだな』
「「Aーーー!!」」
全員がAに飛びついた。
いつものAならそれを躱していただろう。
だがAはそれをあえてよけなかった。
皆に再び再会できたことが嬉しかったのだ。
それからしばらくは全員、泣きじゃくっていた。
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彼岸花 - やっと理想の夢主に会えました。嬉しいです。美人でクールな夢主最高です。更新楽しみに待っています。頑張ってください。 (2018年7月9日 0時) (レス) id: de119b5cb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年7月7日 23時