鬼と暗殺 二【文スト×暗殺教室】

９６． ページ47

飛び散った触手＿＿＿＿＿＿＿＿＿



それは糸成のものだった。



殺「おやぁ？落とし物を踏んづけてしまったようですね」



糸成の足下には対殺せんせー用のナイフが落ちていた。



気付けば生徒達の手に持っていたナイフは全て消えていた。



渚「いつの間に？！」



『どうやら、計算は間違っていたようですね』



シ「くっ……」



そして殺せんせーは糸成を脱皮した皮で包んだ。



殺「同じ触手なら、対先生ナイフが効くのも同じ。


触手を失うと動揺するのも同じです。


でもね、先生の方がちょっとだけ老獪です！」



殺せんせーはそのまま糸成を皮に包んだまま窓の外に投げ飛ばした。



殺「先生の抜け殻で包んだからダメージはないはずです。


ですが、君の足はリングの外に着いている。


先生の勝ちですねえ、ルールに照らせば君は死刑。


もう二度と先生を殺せませんね」



堀「っ！」



殺「生き返りたいのなら、このクラスで皆と一緒に学びなさい。


性能計算ではそう簡単に計れないもの、それは経験の差です。


君より少しだけ長く生き少しだけ知識が多い。


先生が先生になったのはねそれを君達に伝えたいからです。


この教室で先生の経験を盗まなければ君は私には勝てませんよ」



堀「勝てない……俺が？


弱い？」



糸成の雰囲気がガラッと変わる。



シ「まずいな……糸成は大の勉強嫌いだ。


勉強嫌いの子供に対して説教すればジェノサイドが吹き荒れるぞ」

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