検索窓
今日:10 hit、昨日:9 hit、合計:371,914 hit

88. ページ39

そして次の日、中也に乗せてもらい久々に学校に到着する。



この日は雨が降っていた。



山道を登り、久しぶりの校舎が見えてくる。



『相変わらずのボロ校舎ですね』



慣れとは怖いもので、始めに比べたら随分この環境にも慣れていった。



すると後ろから軽薄な声が聞こえてきた。



太「Aーーー!やぁっと学校に来てくれたのだね〜


君が来ないから私もう死ぬ寸前だったのだからね」



『そうなら来ない方がよかったかしら?』



敦「太宰さん!急に走っていかないでくださいよ;


あ、A先生おはようございます」



ここではあくまで生徒と先生という立場を守ってお互い行動している。



太「さあA!私と心中をっ!」



敦「太宰さん、彼女ならもうとっくに校舎に入っていきましたよ;」



太「え?」



周りを見渡すとそこにはもうAはいなかった。



太「ふふ、敦君。覚えておきたまえ、Aはツンデレなのだ!ゴフっ!」



校舎の方からありえないスピードで突然石が飛んで来て、それは太宰の頭にヒットする。



敦「だ、太宰さん?!大丈夫ですか?;」



太宰は頭から血を出しながらいつも通りの笑顔で立ち上がる。



太「これも彼女からの愛だと思えばなんともない!」



敦「(太宰さんって実は不死身なんじゃ……)」



石を投げた張本人であるAは校舎から太宰を虫でも見るかのような顔で見て、そのまま中に入った。



太「ね?ツンデレでしょ?」



敦「は、はぁ……;」

89.→←87.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (128 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
455人がお気に入り
設定タグ:文スト , 暗殺教室 , 中原中也
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ロウ - 続きが早く読みたいです! (2018年6月19日 21時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - お願いします!続きお願いします (2018年6月18日 23時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - はやくっはやくっ続きが読みたい! (2018年6月18日 22時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
??? - すみません。裏切りはリクエストが来てもやらない方が良いと思います。裏切りは抑キャラヘイトで違反行為ですし…… (2018年6月18日 17時) (レス) id: 9dd88625f4 (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - 早く森鴎外からのお仕置きが見たいです! (2018年6月17日 22時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月16日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。