＊貴方の素顔を見せて＊ 忍足侑士 【短編】

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私、まだ付き合うとか彼氏とかよくわかんない




告白された事もなくて、




てかむしろ私が告白する側で




何回も振られまくった




段々、恋愛するってなんだ？ってなって




そんな感覚、とっくに忘れてた




内山「えっと、Aはどんな事が好き？」




A「私？んーっとね、テニスを見ることかな！」




内山「へぇ、する方じゃないんだ！」




A「うん、ずっとちっちゃい頃から

　 幼馴染のテニスを見続けてきたから…」




そう、侑士がテニスをやり始めたあの日




私はまだ覚えてる




侑士が才能を発揮し始めた瞬間を




内山「……忍足さんの事？」




A「ふぇ！？あ、うん！そうそう」




あーダメだ、思いっきり思い出に浸ってた(笑)




危ない危ない、と 私も内山君に




質問を返す




A「内村くんは何部だったっけ

　 (皆知ってるけどAは何故か知らん)」




内山「え……えっと、サッカー部！

　 一応部長やってます」




A「おぉー！そうなんだ！凄いじゃん！」




内山「こ、今度応援来てよ…//」




A「あー……うん、時間あったら行く！」




内山「…うん」




内山はこの時、Aはきっと




忍足さんの事を考えているんだ、と




直感で思ってしまった




仕方ない、




……実際にそうなのだから

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