＊貴方の素顔を見せて＊ 忍足侑士 【短編】

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A「おはよー！」




それぞれの教室へと、二人は足を運ぶ




生憎、一緒のクラスにはなれなかった




女「おはよ！」




女「今日も元気やな(笑)」




A「まーね！」




…でも、ちっとも寂しくない




皆が居るから。









朝扉を開けてデカい声で挨拶するのは、




私の日課




女「今日は侑士くんにゆった？(笑)」




A「勿論や！ゆわんと一日始まらんわ！」




女「Aらしいわ(笑)」




A「せやろw」




東京、という事もあって標準語と関西弁が




混じってしまうけど、もう慣れたもんよ




始めは私だけ関西弁で浮いてたけど、




そんなのもう気にしなくなった




女「ほんま侑士くん好きやね(笑)」




A「好き？え、そうなんかな」




女「うん、付き合ってんの？って感じだよ？」




A「は！ゆーしと！？ありえんわ……

　 幼馴染としてはめっちゃ好きやけどな？

　 逆に侑士に彼女出来るかが心配やわ…」




忍足「誰が心配やて？」




女「あ、噂をすれば！」




A「ゆうううううしいいいい！！！

　 メガネを取らんかっ！！！」




忍足「もー、ほんましつこいヤツや！」




A「あんたがメガネを取ればええだけの話やん」




忍足「それだけは譲れへんで、いくらなんでも」




女「(ふふ、微笑ましいわね)」




二人の会話を見て、二人は内心和んでいた









　

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