7 🐷🐰目線 ページ7
『それ、私から説明しましょうか?』
悩んで無言になってるチャニヒョンに変わって口を開いた彼
JYP「全部言うのかい?」
『そうですね、そうでもしないと解決出来なさそうですし…』
穏やかな柔らかい口調
聞き心地のいい声
ヒョンはダンスが上手い、マーシャルアーツが出来る
そう言ってたけど、
この声で歌われたらきっと良い聞き心地だと思う…
俺としては加入して欲しいけど
なんでヒョンは悩んでるんだ?
自分からスカウトに行ったはずなのに…
HN「…説明、して貰えますか?」
気になっていたのは俺だけじゃない隣からジソニが声を出した
『…どこから話したらいいのかな…』
そう言いながら入院している双子の兄の話を始めた
家が火事にあい全身に大きな火傷をして…ほぼ生きる屍…
その状態だから治療費がかかる事
まだ若いから大した稼げないからそれなら代表も言った通りに
デビューしたらいい
俺達のグループはデビューに近いと思われてるんだ、
代表からもそう思われてるなら絶対悪いことないのに…
『ただ、僕のマーシャルアーツは制限がある』
そう言うと着ていたTシャツを脱ぎ、ベスト姿になる
…なんだ?あのベスト
と思ったら、横にあるファスナーを少し開いて
「「!!??」」
『僕もその火事に巻き込まれて火傷を負った
だから、技も出来る技と出来ない技がある』
ひどい火傷の跡だった
思わず視線を逸らしてしまった
『それと…これは家事の原因にもなった事だけど
僕は日本人です。』
BC「…え?あ、え?」
JYP「それはさっき言ってなかったね、
そう、彼は傷物だし日本人だけど受け入れるかい?」
『…もう一つ言いたい…』
JYP「そこまで言う必要は無いよ」
『いや、ちゃんと全部伝えないと…』
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作者名:まこと | 作成日時:2023年3月19日 9時