25 🐺目線 ページ25
病院に行けば
そのまま病室まで一直線のA
間に合わないとか言いながら、やっぱり早く来たかったんでしょ?
まったく素直じゃない…
《Aさん、連絡したけど繋がらなくて…よく来ましたね》
『…最近落ち着いてたから
携帯忘れても取りに戻らなかったんです…』
俺も付き添いとして病室に入った
目の前には赤、黒、白の皮膚が見えて…
これは俺、見ていいものなのか?
『オッパ、遅くなってごめん…、もう無理しなくていいよ…』
それはもう、彼の終わりを意味する言葉で
Aはこれから1人になってしまう…
『オッパ、今まで私が独りだと思って頑張ってくれたんでしょ?
今は仲間がいて、…新しい家族があるから…
安心していいよ……』
しっかりと見つめてるA
なんて芯の強い子なんだろう…
BC「初めまして…Aはこれから俺が守るよ、
あなたにに誓いますから…」
しばらくしてそのまま静かに息を引き取ったAの兄
『チャニヒョン、ありがとう
手続きとか終わったら戻るから…』
BC「うん、待ってるからね、必ず戻ってきてね」
大丈夫、
アイドルを続ける理由が無くなったけど
Aは俺達との約束を1度も破ったことは無い
だからちゃんと帰ってくる
俺は信じて待つよ
BC「でも遅くなるなら連絡して、俺の携帯預けるから…
チャンビニでも、リノでもハニでもリクスでも
誰でもいいから電話かけて。」
『…うん、遅くなってもかけるね…』
そうして俺は病院を出て事務所に戻る
俺がいたらきっとAは泣けないから
たっぷり泣いて、落ち着いたら帰ってきたらいい
夜中でも何でも待っててやるから
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作者名:まこと | 作成日時:2023年3月19日 9時