15 🐺目線 ページ15
『……サナめ……余計な事言いやがって……』
日本語で文句を言うA
いや、ヌナが出てったからってそんなふうに文句言うなって、
『あ、いや、…サナのこと怒ってるわけじゃないから…』
俺が日本語が分かるのを思い出したのか
すぐに取り繕うA
この子は本当に頭がキレる子だ
判断が早い
『とにかく、
…日本人は親しい間柄の人とは年齢関係なく名前を呼ぶし、
砕けた話し方をするんです…』
BC「サナヌナとは仲がいいんだね、」
『うん…サナに限らず…
TWICEのヌナ達は一緒にレッスン受けてたから』
BC「そうなんだ?」
『俺らはJYPの隠し球って言われて、
デビュー組と一緒にレッスンしてたんだ、』
BC「確かに、俺達と一緒には居なかったもんね」
『うん、だからヒョンがどこで俺の噂を聞いたのか…』
…そう言えば、
一緒にレッスンしてたら見かけてたはずのA達
でも、非公開練習生なら噂なんて聞かないはず…
じゃあ、俺はどこから噂を?
『どうせ代表でしょ?
あの人かなりのお節介だし…ㅋㅋ
事故から戻ってきた頃にヒョンが見に来たし、』
そうやって言われたら
デビュー出来なくて頑張ってた時に
“アクセントがあったらいいんじゃないか?”
“マーシャルアーツが得意な奴が非公開練習生にいる”
確かにそう言ってたのはジニョン代表かもしれない…
BC「…うわ、手のひらで踊らされてたのか…」
『やっぱりㅋㅋ』
柔らかく笑うA
あ、この笑顔初めて見るかも
いつもはもっと憎たらしそうに悪い笑いしてるけど、
こんなに優しく微笑むAは初めて見たかも…
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作者名:まこと | 作成日時:2023年3月19日 9時