検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:13,107 hit

18.弥子と私の将来の夢 ページ18

……そういえば、小さい頃、よくこの公園で遊んでたな……

いつも大原弥子と遊んでいた。

マンションは違かったけど、幼稚園から高校までずっと一緒で、あっという間に仲良くなった。


確かあれは、7歳の時、一緒にブランコに乗って、ブンブンと激しくブランコを漕ぎながら、弥子がいった。


『ねね 、Aはしょうらい、なにになりたい?』

『かんがえちゅうー!みこは?』

ちなみに死ぬ直前まで夢といった夢がなかった。

『みこはね、かんごしさんになるの!』

『かんごし…さん?』

『うん!みこね、ねんちゅうのときにもうちょうになってにゅういんしてたじゃん?そのときに、かんごしさんがいっぱいやさしくしてくれて、ちっともさみしくなかったの。だから、おとなになったらかんごしさんになって、けがとかびょうきとかでくるしいっていってるひとをたすけてあげたいの!』

そんなこと言ってたな…

今、弥子が何になりたいかは分からないけど、小学校の卒業文集にも、「看護師になりたい。」って書いていた。

その時私は、「普通のOL」って書いてたはず。

あはは、夢もへったくれもないじゃん。

19.ねぇ、どうして…。→←17.ブランコ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
17人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン
感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:M 1 R A 7. | 作成日時:2020年5月8日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。