すぐに忘れてしまったけれど、暖かな瞳をしていた2 ページ22
ディーノside
可愛い弟分のため、チビたちと遊んでやろうと思ってツナ達が通う並盛中学校へ来た。せっかく雪が積もったってんで、雪合戦をやってたんだが、やってるうちにこっちまで楽しくなってきちまった。
「よし、行くぞお前ら！」
段々激しくなる遊び。おそらく、それに気がついたのは俺だけだった。
後ろから、殺気なんて恐ろしいものではなく、温かな視線。遊びとはいえキャッバローネの名前で負けるわけにはいかない。勝負の行方を気にしつつ視線を感じる方を見ると、校舎のある一室。窓際に立つのは、ツナの友人の女子とは違う黒い制服を着た、冷たい印象を受ける女子生徒。目を奪われるとは、正にこのこと。
キャッバローネを継いでから、縁談も山ほどあったし女性から声がかかることも少なくない。それでも今はファミリーや住民を守るのに必死で、申し訳ないと思いつつ断り続けてきた。中には羨ましがられるほどの美女もたくさんいた。そんな美女達に比べると、まだ幼く成長しきっていない身体を持つ彼女は劣ってしまうことだろう。
けれど、けど……
「……っ」
声が出ないほどの、美しさ。
色の薄い髪が太陽の光を受けてキラキラと輝いて見える。その瞳は、冷たい色とは裏腹に温かい視線をこちらへ送る。目があったのは一瞬で、すぐに窓際から離れてしまった。
もう一度、その瞳に俺を写して欲しい。もう一度、俺の瞳にその姿を写させて。年下に、ましてやまだ成人もしていない中学生にこんな気持ちを抱いたなんて、ロマーリオ達ならまだしもリボーンなんかにバレた時には何を言われるか……。
この気持ちは、俺だけの中にしまっておくことにする。どうせ、関わることなんてできないのだから。マフィアなんて危ないものの中に、わざわざ気になる女性を巻き込むもんじゃない。彼女はあのまま美しく成長し、俺とは違う世界を生きていくのだから。
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スラズ(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» 有難うございます✨✨雲雀さんをかっこよく書けていたなら、幸いです💖 (2021年12月23日 11時) (
レス) id: b12501c204 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 雲雀さんがかっこよすぎて辛いです😇 (2021年12月23日 8時) (レス) id: 6f7b9e6ac6 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 智紀 りょうさん» 本当！？リボーンいいよね！！私の初恋は雲雀さんでした。中学生て……わっかいなぁ、中学生。頑張れ！！応援してる！ (2021年4月28日 17時) (レス) id: b12501c204 (このIDを非表示/違反報告)
智紀 りょう(プロフ) - 丁度作品作ってたから1人でテンションあがったよ！REBORN好きだったー！ほんとだね、だいぶ年下だ...更新まで思い出すところから頑張るね！笑 (2021年4月28日 13時) (レス) id: 890551613b (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 智紀りょうさん» 覚えてるよ！占ツクでは、友達めっちゃ少ないから(T ^ T)そうだね、私も大人になりました。イナイレの推しはもう年下、だいぶ……。入れてよかった！完結頑張って！！更新再開するなら、見に行くね！！ (2021年4月28日 1時) (レス) id: b12501c204 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スラズ
| 作成日時：2020年12月12日 21時
