橙色の貴方へ2 ページ19
沢田綱吉side
「はぁ、結局京子ちゃんにはチョコもらえなかったし」
今日はバレンタイン！仲良くなった京子ちゃんからもらえるかも！？なーんて思って学校へ来てみたが、何事もなく放課後を迎える、と。
「それにしても、山本と獄寺君はすごかったな」
周りに女子が集まるオレの友達2人。朝から放課後までひっきりなしだったな。それに比べて俺は……
もうため息しか出ない。また一つ、大きなため息をついたその時、ふわりとひんやりした風とすれ違った。
目を惹くのは薄い色をした綺麗な髪。この辺りでは見ない黒いセーラー服を着た女子。
「……あ」
彼女の鞄から、ヒラリと1枚メッセージカードのようなものが落ちた。気づいていないのか、そのまま歩いて行ってしまう。道に落ちたそれを拾い上げて、すれ違った人に声をかけた。
「あ、あの！これ……」
俺の声に合わせて振り返った彼女は、とても冷たい瞳をしていた。
「ああ、カード。拾ってくれたの？」
「あ、はい」
決して、そっけないとか怖い人だとか、そんな感じはないけれど、彼女の瞳は冷たい印象を受けた。瞳の色が氷のような色をしているからだろうか。
「有難う」
カードは白地に赤とピンクの枠で囲いがあった。カードのメッセージには、
『孤高の君に、日頃の感謝を込めて』
とのこと。
くっそ、羨ましいな。こんな美人にチョコレートどころかメッセージカードまでもらえるなんて。
どこの誰とも知らない男にすら嫉妬した。
もうこの際手作りなんて贅沢は言わないから、チョコ欲しいよ！！
「……チョコレートが、欲しいの？」
「えっ！？お、俺口に出て……！？」
目の前の美人が無表情のまま、首を傾げた。口元に手を当てて、何かを考えている。
美人は何をしても美人だった。
「メッセージカード、拾ってくれたお礼に」
「え、これ」
「ホットチョコート。さっきコンビニで買ったの。まだ口つけてないから、そんなのでよければ」
手渡されたのは彼女が持っていたホットチョコート。彼女のいうように、まだ口はつけられていない様子。
「それから……」
彼女はカバンの中からペンを取り出して、先程のメッセージカードに何かを書き込んだ。
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スラズ(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» 有難うございます✨✨雲雀さんをかっこよく書けていたなら、幸いです💖 (2021年12月23日 11時) (
レス) id: b12501c204 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 雲雀さんがかっこよすぎて辛いです😇 (2021年12月23日 8時) (レス) id: 6f7b9e6ac6 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 智紀 りょうさん» 本当！？リボーンいいよね！！私の初恋は雲雀さんでした。中学生て……わっかいなぁ、中学生。頑張れ！！応援してる！ (2021年4月28日 17時) (レス) id: b12501c204 (このIDを非表示/違反報告)
智紀 りょう(プロフ) - 丁度作品作ってたから1人でテンションあがったよ！REBORN好きだったー！ほんとだね、だいぶ年下だ...更新まで思い出すところから頑張るね！笑 (2021年4月28日 13時) (レス) id: 890551613b (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 智紀りょうさん» 覚えてるよ！占ツクでは、友達めっちゃ少ないから(T ^ T)そうだね、私も大人になりました。イナイレの推しはもう年下、だいぶ……。入れてよかった！完結頑張って！！更新再開するなら、見に行くね！！ (2021年4月28日 1時) (レス) id: b12501c204 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スラズ
| 作成日時：2020年12月12日 21時
