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目覚めると首の傷が膿んだ痛みはなく、部屋に置いてある鏡で見てみても殆ど目立たなくなっていた。
これならもし万が一あの三人に知られてもお咎めなしだろう。騒ぐのは勝手だが、ラウンジでの謎の締め上げ集会は毎度毎度やめて欲しいものだ、飯が不味くなる。
「 おはようございますAさん｣
「 アズール、メシ」
「 この間ミステリーショップで売れ残ったものを頂いたので食べて大人しくしててください」
「 ……なんだこれ、酢昆布？」
不味くはない……甘くてしょっぱくて不思議な味がする。
でも俺が食べたいのはこんなヘルシー食じゃなくて、肉とか魚とか亀とか。
もしかしてだけど俺が元のワニの姿に戻れないのってアズールのせいじゃね、俺の身体が栄養失調気味だから戻れないのでは。 エネルギーがなければ感情を放出されるのがまず第一に面倒くさい、ダルい、頷くのも疲れてくる。
「 身体の調子は如何ですか？昨日、随分長い間濡れたままのようでしたが｣
「 すこぶるわるい。俺酢昆布じゃ腹が減る｣
「 誰も貴方の空腹度に関しては聞いていません」
＊＊＊
「 トレインの野郎……なんで俺だけ次回までに課題が出されんだよふざけんな」
「 それは君が授業中にあんなに大きな腹の音を鳴らすからだろう？」
授業中に腹が鳴ることぐらい目をつぶってほしいもんだ。別に私語をしている訳でもないのに、俺がふざけているとでも思っているのか。 俺は大真面目だぞ。
「 アズールは朝から酢昆布渡してくるし……リドル、等価交換って言葉知ってるか？」
「 知っているが君と等価交換なんて絶ッ対にしたくない！」
折角俺が食べ物やるって言ってるのに、つれないやつ。
食べても食べても減らない酢昆布は、量よりも消費期限の方が心配になってくる。 アズールのやつ、わざと俺に期限の近いかやつ渡してたりしないよな。
「 リドル、酢昆布食うか？」
「 結構だ！学校に関係ないもの大量に持ち込むのはルール違反だって知らないのかい？！」
「 これは俺の飯だ。 んだよリドル嫌いか？そーんなんだからいつまで経っても俺よりも小さいんだぞ」
「 余計なお世話だ！！ 身体が昆布臭くなっても知らないからな！」
酢昆布食ってて昆布臭くなるなんて話は聞いたことは無いが、リドルをおちょくるのは中々に楽しい。 今日もまた金魚みたいに顔を真っ赤にさせて。
ああ、美味しそうだなと涎が垂れた。
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愛(プロフ) - 蒼井とーるさん» はじめまして、コメントありがとうございます！夢主イラスト可愛いと言って頂けて嬉しいです( *´꒳`*)ゆっくりではありますが更新頑張ります！ありがとうございます！ (2021年12月1日 18時) (
レス) id: 1c0863e534 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井とーる(プロフ) - 夢主イラスト、とてもかわよくて推せます！性格も最高に面白くて大好きです！頑張ってください！ (2021年12月1日 4時) (レス) @page5 id: f4c569577f (このIDを非表示/違反報告)
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