検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,194 hit

scene 7−1 ページ15

3月20日(日) 2:25 in談話室

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
《丞side 》





皇と向坂と御影が晩ご飯までに帰ってこないまま、5時間が経った。
3人の行方が分かりそうな人は、それぞれ捜索に出ていて、さっき兵頭兄弟が帰ってきた。




「椋は存在しない事になってた。」



そう十座が言った直後隣で何かが落ちた音がした。

俺はやっぱりそうかと思っていたが、三好には衝撃が強かったのだろう、さっきの音は、持っていたグラスが手から滑り落ちたのだ。
そして、ふらふらした足取りで佐久間に支えられながら、自分の部屋に戻って行った。
グラスに入っていた飲み物の片付けをする俺たちに鼻声で「ごめん」と言い残して。









飲み物を片付け終わった後、十座が「三角さんがいるから大丈夫だろうけど、九門の様子を見に行く」と言って談話室を出て行った。









今日は土曜だから、学校には確認出来なかったが、天馬の事務所に確認しても存在しない事になっていたし、昨日のロケは別の俳優がやっていたことになっていた。
皇夫婦にも子供は居るが娘であることが分かった。


失踪した仲間達の報告を聞いたのは5回目だが、未だに何が起こっているのかはさっぱり分からない。
早く全員が帰ってきて、解決してくれと願うばかりだった…

最近はこうやって一人で考え込むことが多いのも、長い間一緒に居た幼馴染が不在だからだろう。













《丞side続き》


普段とは何か違う深夜の静かな寮の中では声がよく響く。


いつもの104号室の騒がしい声が止んだと思ったら、千景さんが無事に帰ってきたのだろうか、三好を部屋に送り届けた佐久間の安心した「千景さん、おかえりなさい」という声が聞こえてきた。


しばらくすると、千景さんが1人で談話室に入って来た。


「ただいま」


「おかえりなさい…御影はどうでした?」


「駄目だった。全然足取りが掴めない」


普段と何一つ変わらない調子で言葉を発していたように見えたが、いつもより少し髪が乱れてるし、一刻も早く部屋に戻って調べたいという気持ちが伝わって来る。

大切な家族の一大事には普段のポーカーフェイスも効かないようだった。



卯木が水分補給をしようと台所に向かったその瞬間、卯木と俺のスマホに通知が届いた。
そして、談話室に近い人から順に全員ではなかったが、談話室に集まってきた。




その通知は、太一からのLIMEだった

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←scene6ー2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:A3! , 異世界 , 魔法パロ   
作品ジャンル:アニメ
関連タグ:我々だ , unei , 2j3j , 白尾 , 浦島坂田船 , njsj
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ルクリア | 作成日時:2019年5月16日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。