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Aside
夏樹「行くぞ」
差し伸べた手に自分の手を重ねると満足そうに微笑む。
美森「そゆこと」
その言葉を合図に娯楽室をでる。
つばめ「あ！でも、油森くんだけがやったわけじゃ…」
南「つばめさあ…何様の『やめて』」
私からそんな言葉が出てくるとは思わなかったらしく、みんなが驚いてこっちを見る
『正直どうでもいいし。ここに出てる事実なんだから、受け止めなよ。それとも何？夏樹達が関係してるとでも言いたいの？だったら、それなりの覚悟を持ってきなよ………』
つばめ「A…さん？」
『………ごめん……』
タイミングよく来たエレベーターにみんなで乗り込む。
ドアが閉まる直前に見えた顔は悲しそうに歪んでたんだ。
愛莉side
「愛莉、つらいよ。」
スマホにきてた、1件の通知。
それは紛れもないAからで、Aを苦しめてる何かに対してふつふつと怒りが湧いてくる。
「ねえ、なんか最近Aおかしいよね？」
連絡を取り合ってたり、ご飯に行っているらしい海斗をつるし上げる
「それってAにくっついてるっていう女のせい？」
海斗「知るかよ、…」
投げやりな態度にイラッときて、ネクタイを引っ張りながらベンチの上を進む。
「正直、英徳とか明蘭がどうなろうとどーでもいい！Aの転校に反対しなかったのも、夏樹さんと付き合ってんの無視してんのも、全部全部ぜーんぶ！Aの為だから！！Aが幸せだったらってことで送り出したのにこれじゃ意味ない」
海斗「わかった！それとなく聞き出すから！」
「絶対だよ？多分A、愛莉にはこの話してくれないから。じゃなきゃ…」
石を持ち上げて海斗目掛けて投げつける
「はあ、スッキリした！それじゃよろしくね？」
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作者名：薮担の紫式部 | 作成日時：2018年9月26日 19時
