8人目の東大専科 【ドラゴン桜】

・ ページ39

ｰAsideｰ



そっか…あたし…




あたしの諦めかけてた夢が見つかった。




桜木先生の言葉で目が覚めた。




あたし…小説家になりたかったんだ！




だから、これを書き続けていたのね。




なんで分からなかったんだろう…







あたしはお金のせいで夢を諦めかけてた。




だけど、夢の為なら決して諦めるなって…





可能性はゼロではない。夢は…




夢は、可能性を信じて、進むものだって！





『桜木先生…あたし、小説家になりたいんです！』




桜木「俺は夢なんかに否定はしない。小説家か…綾部、東大で文学を学ぶなんてのはどうだ？」



『文学…？』



桜木「あぁ、今書いてる小説って全部独学みたいなもんだろ？」



『まぁ、そうですね』



桜木「まぁ、独学も悪くないが…文学を学んだら、もっと専門的な知識を得られるに違いない。そうしたら、知識と才能が巡り合ってもっと面白い作品が作れるかもしれない」




『ほぉ…！』




桜木「どうだ？ちょっと興味が湧いてきたか？」



『…はい！』



桜木「入りたければいつでも東大専科に入れてやる。俺がお前を東大に合格させてみせる！」





『…また、考えてみます！』



桜木先生のお陰で、あたしの未来が新しく切り開けた感じがした。




いや、閉ざされた未来が開かれた感じだ。





独学も悪くない。でも、学んで色々な知識を得るのも悪くない。







あたしは人生が変わる気がした。

25:あたしの夢→←24:そうだった

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す