8人目の東大専科 【ドラゴン桜】

18:勝負前日 ページ29

ｰAsideｰ


それから、3週間くらい経った頃。



藤井との決戦は、前日を迎えた。




今日は、ミニテストの結果が発表される日。




果たして、あたしはどれ位上がったのだろうか…







水野「天野くん。全教科500点満点中、400点。」



天野「…！上がってる！」




水野「早瀬さん、380点」



早瀬「やったぁ！」




水野「岩崎さん、420点」



岩崎「…！よしっ！」




水野「綾部さん、450点」



『…！マジ！？やったぁ！』



信じられない。こんなにあたしの成績があがってるなんて…




水野「瀬戸くん、270点…みんな、この短期間にしては、すごい飛躍だよ！よく頑張ったね！」



早瀬「ほんとに！私達本当に勝っちゃうかも！」



岩崎「瀬戸もすごい上がったじゃん！」



瀬戸「おう…」



だが、瀬戸くんはあまり嬉しそうではなかった。



天野「瀬戸くんすごい頑張ってたもんね」



早瀬「素直に喜びなよ〜、手応え感じてるクセに！」



『そうだよ、水野先生言ってたじゃない！』




瀬戸「うるせぇなぁ…」




岩崎「いよいよ、明日だね」




『よし、あたしはラストスパートとして、勉強やるか！』




天野「え、何やるの？」




『英単語だよ！ほら、英単語ってあたし達が普段使っている普通の言葉って、英語でなんて言うか、意外と分からない事多くない？』



早瀬「たしかに！」



岩崎「ちょっと、瀬戸も一緒に英単語の勉強しようよ！」



瀬戸「…ごめん。俺、一人で勉強したいから…」



『あぁ、そうなんだ…』




そう言って瀬戸くんは出ていってしまった。

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