8人目の東大専科 【ドラゴン桜】

14:自分の得意科目 ページ24

ｰAsideｰ


そして、ミニテストが終わり、結果が発表された。



桜木「綾部。社会と英語、そして国語が良かった。特に国語は満点だ。」


岩崎「まじで！？」



『…！やったぁ！』




信じられない。あたし、国語そんなに良かったんだ…




桜木「ただ、理科があまり良くない。そして数学は…壊滅的だな…」



『うっ…』



やっぱり、理数系はダメかぁ…




と、思ったのだが。


桜木「綾部。理科は苦手と得意がはっきり分かれているみたいだ。科学と物理が壊滅的だな。だが、地学と生物はほとんど出来ていた。」


『嘘！でも、なんでこんなに差が…？』



岩崎「科学と物理って計算が多いからじゃない？ほら、Aって数学苦手じゃん」



『たしかに』



なるほど、理科でも得意と苦手で分かれているのか。





それは知らなかった。



桜木「そうだな…お前がいかに数学がダメか一目瞭然だな。綾部は社会、そして早瀬と一緒に国語を教えろ」




『分かりました！よぉ〜し！』




早速冊子に取り組み始める。




まず、苦手な数学から！




と、思ったのだが…




やば…中学だよね、これ。




あたしは数学では最初の負の数しか出来ず、すぐに止まってしまった。




とりあえず、分からない場所は一旦パス！



待って待って、グラフ無理！これもパス！



あ、図形の公式？ここもパス！



いやぁぁぁぁぁぁぁぁ！証明とか意味不明！パス！




ん？ピタゴラスの定理？ナニソレオイシイノ←




ここもパス！！！







って、パスし続けたら最後のページ来ちゃった…←




岩崎「…A、そんなに数学ダメなら別の教科からやれば？」



『だって、あたし好きなのとかは最後の方に取っておきたいタイプだから…』



早瀬「へ、へぇ…」




天野「えっと…僕が、教えてあげようか？」




『え！マジ助かる！！』




数学は天野くんに教えてもらう事になった。



天野「プラスは移行する時にマイナスになる。反対にマイナスはプラスになるよ。」



『あ、なんだそういう事か！あ、解けた解けた！』



天野「え、覚えるの早っ。そうだ、ここの文法分かんなくて…」



『オッケー！まずここはね〜…』



岩崎「あ、私もここ分かってなかった…教えて！」



瀬戸「あ、俺も俺も！」



早瀬「A、私も教えて！」



『オッケー、教えてあげる！』




とにかく、みんなでやれる事をやりまくる！

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