8人目の東大専科 【ドラゴン桜】

02:衝撃的な始業式 ページ3

-Aside-


『あ、菜緒！おはよう！』



早瀬「あ！A！おはよー！」



早瀬菜緒。私の親友。



何かと気が合って意気投合した。






『菜緒〜、あたし達今日から3年生だよ』




早瀬「ほんとだね、この前まで入学した感じだったのに」




『ほんとほんと、時の流れって早いねぇ』




早瀬「だよねぇ」




何気ない会話で盛り上がる。




話で盛り上がってると気付いたら始業式が始まる時間になった。



『あ、待って…始業式始まっちゃう』


早瀬「え…！？本当だ…！」


『早く行かなきゃ！』




あたしと菜緒は慌てて始業式が行われる場所に向かった









『間に合ったぁぁぁぁ…』



早瀬「ほんとほんと、あとちょっと遅かったら間に合わなかったよ〜」



『だね』




間に合ったとは言え、始業式って正直退屈




聞くフリしてノートに何か書いとこ



ええっと、ここまだ途中だったっけ？



長々と話す先生たちを無視してシャーペンを走らす。



今日は何か調子いいぞ、あたし







そして始業式は着々と進んで行って、もう終わりに近付いたと思った頃




あ、もう終わりか…そう思ったその時だった。



高原「では、新しく我が龍海学園の教育コンサルタントとしてお招きした水野先生です。」




教育コンサルタント？なにそれ？




気になって手が止まる。



そう思って現れたのはショートカットが似合う綺麗な女性だった。




あれは…弁護士バッチ？




もしかして弁護士？なんで弁護士がここに？




教育コンサルタントって何？




疑問に思っていると水野先生が話し始めた。




水野「えー…皆さん、はじめまして。水野直美です。あちらに居る桜木健二弁護士が来た目的はただ1つ。」



桜木建二先生…




何かどっかで見た事あるな…見覚えもあるし…









…気のせいか




桜木先生が気になっていると、水野先生が衝撃的な事を言った





水野「皆さんを、東大へ合格させる事です！」




『え！？』


思わず声に出してしまった。



その声であたしは注目されてしまう。


あ、しまった…つい…



藤井「うわ、恥ずかし…笑」



近くにいた理系トップの藤井がバカにした感じでクスクス笑っていた。




あいつ…やっぱ腹立つ…






てか東大へ合格させるって…東大ってあの東大！？




いやいやいや！ここ頭悪い高校ですよ！？


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