8人目の東大専科 【ドラゴン桜】

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ｰ藤井sideｰ



『結局何しに来たの？何がしたいの？あんた、楓の何を知ってその口を言ってる訳？』



綾部はそう言いながら、1歩ずつ俺に近付く。



藤井「何？お前こそ何しに来たんだよ」



『別に？たまたま通りかかったらあんたが楓を悪く言ってたから』


藤井「いや、言ってねーよ。バトミントン人生終わって可哀想だって…これの何処が悪く言ってんだよ」



『可哀想って思うならさ！同情したり、慰めるのが普通なんじゃないの！？そりゃ、放っといてって思う人もいるかもしれないけど…でも、さっきの藤井の言い方よりかは大分マシだと思う！』



藤井「は？バカが俺に向かって説教？しかもお前は専科入ってないだろ？部外者は黙ってなよ」



『部外者ですって！？しかも黙ってられる訳がないじゃない！部外者じゃない！楓は友達なの！』


岩崎「A…」




藤井「は？お前いい度胸してんな」



『何よ…』



しばらく綾部と睨み合っていると、水野が入ってきた。



水野「ちょっとちょっと！何があったの！？落ち着きなさい！」




『いや、こいつが楓に対して酷い事言ったから！』



藤井「はぁ？言ってねーし、何勘違いしてんの？」



『言ってた！それ聞いて楓は絶対いい気する訳ないでしょ！しかも可哀想って…可哀想な人ならそういう風に対応するの！？藤井は！』



藤井「はいはい、バカの説教は聞き飽きたから」




また綾部と言い合いをしてると、そこに



桜木「ギャーギャーうるせぇなぁ。藤井と綾部、夫婦喧嘩なら外でやれ」



テントから桜木が出てきた。



水野「いたんだ…てか、いたなら止めてください！」




て言うか夫婦喧嘩？俺達の何処見て夫婦喧嘩と思ってるんだ、この人は。



『はぁ？夫婦喧嘩！？こいつが旦那さんとかマジでごめんだから！』



藤井「それはそっちの台詞なんですけど。こんなバカな奥さん、誰が貰うか笑」



『バカだろうとあんたよりかは100万倍マシ！』



藤井「出た、バカが言いがちな言い分」



桜木「やっぱ夫婦喧嘩してたんだな、お前ら」



藤井「『違う！！！』」



まさかの綾部と言葉が被る。




藤井「真似すんなよ」



『真似して来たのはそっちでしょ！』




桜木「だから夫婦喧嘩なら外でやれ…藤井、お前には東大は無理だ。」







は？俺が東大無理？


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