8人目の東大専科 【ドラゴン桜】

10:バトミントンの大会 ページ15

ｰAside-



火事から数日。あたしは今、バトミントンの試合会場に来ている。





今日はその試合に楓も出るからだ。





楓は清野さんとイワキヨペアを組んで、ダブルスで戦う。




イワキヨペア…やっぱりこの2人にかかれば怖い者なんてないんじゃないかな？




まぁ、楓なら推薦も確実でしょ。




いいな、夢を必死に追う事って






あたしなんか夢…とかないし。





そう思ってる間に、試合が始まる。






『あ、楓！頑張れー！』




そう楓に叫び、応援する。




楓はいつも通り調子がいい。




清野さんのミスもちゃんとフォローしている。




なんてかっこいいのだろう。



桜木「なんだ、夢を追うって素晴らしいと思ってんのか」



そう思っていると、桜木先生が隣の席に座ってきた。



『桜木先生。まぁ、そう思ってはいます…でも、あたしなんか夢ないし…』



桜木「考えてみろ、お前の夢は意外と近くにあるかもしれないな」




『そうですかね…てか、どうして楓の推薦がダメになるって思ったんですか？今の試合、あんなに順調なのに』





桜木「まぁ、見てりゃ分かる。」



『…？』




桜木先生との会話を終え、試合をしてる方を向くと、楓が清野さんとぶつかっていた。




正直びっくりはしたが、楓はそのまま何事もなかったかのように試合を再開する。





しかし、さっきよりも様子がおかしい。







そしてまた転倒してしまった。







『楓！？』









そのまま楓は、コーチによって退場させられた。

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