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08:数日後の専科 ページ13

-Aside-


あの騒動から数日。



さてと、東大専科…今頃どうなってるだろ…





入る気ないけど…ちょっと興味本位で。





こっそりその教室を覗いた。





え、菜緒…!?




な、なんで菜緒がこんな所に!?




いやいやいや!勉強興味ないって言ってたじゃん!




すると水野先生はあたしに気付いたのか、ドアを開けた。




ガラガラ



水野「どうしたの?あなたはたしか、早瀬さんと同じクラスの…」



『綾部Aです!いや、東大には興味ないんで!』



水野「あ、そうなの…じゃあ、何でここに?」



『いや、今頃どうなってるかなって…』




早瀬「あれ〜?Aじゃん!もしかして東大専科に興味あるの?」



水野先生とやり取りをしていると、菜緒が話し掛けて来た。



『ないよ!菜緒、なんでそんな所にいるの!?』



早瀬「なんか私、今まで何も頑張った事ないから、何か頑張ってみたいって思って!」



『へぇ…じゃあ、あたしは屋上行くんで』




水野「あ、ちょっと!」



そう言ってその場から去った。



それにしても、菜緒がそんな事思うなんて珍しい。



まぁ、すぐにやめそうな気もするけど。






…そう言えば、もうすぐバトミントンの大会だっけ?




楓、そのままスター人生送るんだろうな…




努力して、世界でも活躍するバトミントン選手になって、オリンピックも金メダルで…



あたしはただただ地道に働いて、安定した普通の生活を送るに違いないな。




同じ人とは思いたくないや…






努力の末に、世界で活躍…






そうだ、新しいの思い付いた。




あたしはノートとシャーペンを鞄から取り出し、シャーペンを走らせた。




これを書いてる時間は、自分が好きな世界に入り込んでいる気分だ。




何かやりたい事を好きに、自由にやっているみたい。







そう思ってたその時だった。





桜木「お、また何か書いてるのか。」



『桜木先生!?どうして!?』




何故か桜木先生が屋上に来ていた。




桜木「いやぁ、ちょっと気分でなぁ。てか綾部、お前何書いてるんだ?」



『別に…』



桜木「見せてみろ」



『あ!ちょっと!』




ノートは、桜木先生に取られてしまった。



そして、桜木先生はノートを見てニヤッとしてこう言った。





桜木「やっぱり、お前は就職しない方がいいな。」



『え…?』





そう言って桜木先生はノートをあたしに返して、その場を去った。

09:火事!?→←・



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Maple(プロフ) - 楓さん» ありがとうございます!続き書いてるのでもうしばらくお待ちください! (2021年7月4日 15時) (レス) id: d94946fdf8 (このIDを非表示/違反報告)
- おもしろかったです!続きが見たい! (2021年7月3日 19時) (レス) id: e4fc2ccbe9 (このIDを非表示/違反報告)
Maple(プロフ) - 朧さん» あ、わざわざご指摘ありがとうございます!すぐに訂正します!あと、面白いって言ってくれて嬉しいです! (2021年6月23日 6時) (レス) id: d94946fdf8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すごく面白いです!更新待ってます!あと、イングリッシュのスペルはEnglishだと思いますよ…。わざとだったらすみません (2021年6月22日 21時) (レス) id: 66c68389cd (このIDを非表示/違反報告)
Maple(プロフ) - Yuzuさん» 体調のご心配ありがとうございます。面白いと言ってくれて本当に嬉しいです! (2021年6月18日 6時) (レス) id: d94946fdf8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Maple | 作成日時:2021年6月15日 19時

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