約束した未来で、また。［2］【stpr】

約束51 ページ6

Aside




そもそも、なんでここに居るの？







意味がわからない









菊池「……葉月さん、とりあえず中にどうぞ。レッスンが始まります」








妹「え？私は？関係者の妹なんだから入っていいでしょ？」









菊池「…………別室で対応するので、あなたもとりあえず中へ」









妹「やったー！！」










…ここに来た理由はなんなの？意味がわからない








どうやって私の居場所を特定した？絶対にバレたくなくて、年賀状すら送ってないのに









菊池「葉月さんは控室の方へどうぞ、妹さんはこちらへ」







妹「控室じゃダメなの？」







菊池「関係者以外立ち入り禁止です。あ、吉永さん！ちょっとこちらの方、お願いしてもいいですか？」








吉永「え？誰ですかこの人…」








菊池「とりあえずお願いしますね！」








吉永「え？！」








菊池「葉月さん、中に。一回聞きたいことがあります」








「…はい…」










ｶﾞﾁｬ…








「…あ、みなさん…」







中にはみんながいた。…そっか、控室って言ってたし…みんながいて普通か









こ「！！あ、…えっと…」







る「おはようございます…？」








「…おはようございます」







な「菊池さん、外の方騒がしかったけど…なんかありました？」






あの声、ここまで聞こえてたんだ






どんだけ大きい声で騒いでるの、あのばか…








菊池「ちょっとそのことで葉月さんに聞きたいことがありまして…」









「…すいません、私の妹が」







さ「妹…？」








菊池「妹さんっていうのは本当みたいで安心してるんですが…どうして妹さんはこちらに？」









「私もわからなくて…昔、家族と喧嘩別れをしてしまって。それ以来連絡とってなかったので…」









なんで私の居場所を知ってるのか、それが不思議でしょうがない







また、私の夢を馬鹿にしに来た？








ｺﾝｺﾝ






吉永「菊池さん！ちょっといいですか？」






菊池「わかりました！葉月さんとメンバーの皆さんはダンスレッスンの準備をお願いします」






そう言って菊池さんは控室を後にした







「……」







今は、私とみんなだけの空間







さっきのことがあってすっかり忘れてたけど…私、みんなと気まづい状況なんだった





……あの人、スタッフさんに迷惑かけてないといいけど…







こ「………っ」

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